重症の難治性ニキビや自然治癒および改善の望みZEROのクレーターという存在がどれほど精神的ダメージを与え、いかにQOLを下げるか。このテーマについては、たびたび自分の例を挙げてネチネチと恨み節をまくしたててきました。
そこで今回はデータを勝手に借りて参りました。そいつで客観的な裏付けをしつつも結局は偏見に満ちた解釈を垂れ流すというカタルシスにお時間の許す方はおつきあいください。
まずニキビ白書的な全体像から。
ネットアンケートで20代女性n数8,204という規模。
http://woman.excite.co.jp/News/beauty/20120622/Dietclub_534.html
★ニキビができたことがあるか？【87%】
よく言われる90%というのはやはりその通りなんですな。
★いつもニキビができている（ニキビ経験ありの87%対象）【19%】
ノーニキビの13%も入れれば「いつもニキビができている人」は【約16%】
つまり、軽度も重度もひっくるめて年中無休ニキビは全体のたったの16%。
年中無休ニキビでない方々（84%）への
★どのような時にニキビができるか
で「食生活の乱れ」を挙げたのは【50%】。てことは、84%の半分、つまり全体の42%もの人は食生活が乱れようがニキビなんてできないのです。私から見たらもはや都市伝説です。
続いて「肌の乾燥」をニキビの原因に挙げたのはたったの【14%】。
「保湿をすれば油分とのバランスが取れてニキビができなくなる」あたりネットでもよく見ますし、実際BAトレーニングでも習いましたが現実とはだいぶ剥離していますな。ほとんどの人は、乾燥で「肌を潤わせなきゃ」と出す皮脂量など大したことなく、ニキビができる程ではないということでしょうか。
続いて、おばさんには眩しすぎる中高生対象ではございますが、n数は1000近くで参考になりそうなシオノギ薬品さんのデータです。
http://www.shionogi.co.jp/company/news/2013/qdv9fu0000008213-att/130521.pdf
★ニキビ痕がある【7.1%】
「痕」とはあるものの、クレーター人口1%をかんがみると、いずれ解消される色素沈着を指しているのがほとんどでしょう。
★片頬に20個以上のニキビがある【2.1%】
た、たったの2.1%。100人いたら98人は片頬20個のニキビ経験ないのか。20個できたことがない人生ってまったく想像つかない。夢のようだ。98%に入りたかった。
ニキビは90%の人が経験すると言うものの、もうほとんどの人はいわゆる「青春のシンボル」程度で卒業できているってことですな。そんな甘酸っぱいニキビ経験のみで終わった人が大多数ゆえに、別次元の難治性重症ニキビに対していわれのないお前のやり方が悪い節を浴びせる人がいるのでしょう。
次に、上記につながる発端でもある、ニキビがある人に持つイメージ。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130522-00000301-dime-soci
こちらのサイトにも同様の調査が掲載されていました。
もう1000人から言われたい放題です。かいつまむと、変わっている（34％）、だらしない（16％）、不健康（12％）とかですわ。実体験と完全一致。
この程度で落ち込むなかれ。我々がよく言われる「誰もアンタの顔なんて見てないから大丈夫」神話も下記の通り鮮やかに崩壊。
ニキビのある写真についての印象で、若者も大人も最初に気づいたことは「彼らの肌」（それぞれ65％、75％）だそうじゃ。見てないなんてとんでもない。7割の人が一番に目に止まるつってます。トップ通過。
これはどこかで聞いた話ですが、ニュースキャスター等に顔に大きなホクロ等がある人は選ばないとか。というのは、ビジュアルのほうに注意が向いて肝心のニュース（情報）が頭に入りづらくなるからだそうで、そういった心理を表す単語までありました。それがなんというのかっつー肝心なところを忘れてしまったのですが。
私も、会話中ナチュラルに「どうしてそんなに顔に穴が開いてるの？」と悪気ZEROで聞かれたこともありますし、やはりみんな興味ひくんですわ。
てなかんじに実体験と客観的データが面白いようにシンクロしまくりなのとサザン復活で、私はちょっと鼻息が荒くなってきました。
でも、ネットにはまだまだ素晴らしいデータが転がっております。
長くなりそうなので2回に分け、次回はこいつらがもたらす精神的ストレスから再開いたします。
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