授業参観のために午後半休にした余波は小さくはありません。

息子を寝かしつけ、23時くらいから、家で仕事をしています。


でも、ちょっと飽きてきたので、気分転換に空手動画。
無想会・新垣師範のブログ記事「セイサン(十三)の形の比較」を読んで思うところがあり、一心流のセイサン動画を見てみました。

 

 

この動画を見て、そうか!と思いました。

形の動作の全てが“見えた”わけではありませんが、6割くらいはわかった気がします。

 

一心流のセイサンは首里手系です。

他の首里手系のセイサンと比べて、よりある特徴が鮮明に出ています。

 

それは、相手の頭部を捉え、捻り、振り回して突き蹴りで痛めつける、という前提で動いている“気配”です。

 

一心流のセイサンを見ると、相手の頭部を捉え、持ち換えて捻り、振り回して突き蹴りで痛めつけ、更に振り回して喉を掻き切ったり、いきなり引きつけて脳みそグワングワン言わせている様子が、如実に現れているのです。

 

一心流に比べると、聖武館のセイサンはより現代空手風(受け動作は相手突きへの受けの動き)ですが、一心流のセイサンを見てから再度見ると、相手の頭部をコントロールしている様子が見えるようになってきました。

 

 

 

すごいぜ、一心流・・・

横からのアングルで撮された前交差で移動しながら“裏拳打ち”する挙動も、頭部を制御して体重落下を使って振り回している様が身体操作に出ていて、ゾッとします。

 

しかし、驚愕しつつ見ていた一心流の型動画ですが、最後に演じられる分解には、ガクッときました。

 

あそこまであらわに相手の頭部コントロールの身体操作で型を打っているのに、分解があれだなんて・・・

 

もったいない!

 

・・・仕事に戻ります。