後輩の英文チェックをしながら、ふと思い立って、古巣の空手道場のS先生のブログを見ていました。

私がいた頃は、まだ貸しバレエスタジオでしたが、今は都内のあの一等地に常設道場(!)。
昔から経営手腕は抜群のS先生でしたが、本当に凄いと、改めて感心します。

また、S先生のブログに載っている稽古風景が楽しそうなんですね・・・。

実は、妻の死をきっかけに、恩師であるS先生に久しぶりにお会いし、かつての空手仲間との接点が復活したこともあり、先月あたりから「復帰・・・してみようかな・・・」と思ったり、やっぱりヤメておこうと思ったり、と、グラグラしています。

会社の後輩であり、今や道場のエースとして指導に当たっている“天才”Y君に、軽い気持ちでその話をすると、彼はすぐさまS先生に相談してくれました。

「***さん(←私のことです)、S先生はいつでも戻っておいでよ、と言ってますよ!」
「でも、俺が稽古してる間、息子を置いておける場所はあるのかな?」
「ありますよ!先生も、そのスペースで勝手に遊んでもらう分には、自由だと言ってます。おもちゃはありませんが、何か持ち込んでもらえればいいんです!」
「そうか、ありがとう」

Y君は、フルコン空手から少しはみ出したことをやっている私を道場に引き戻すことに、以前から前向きです。
以前、会社で一緒に深夜まで仕事をしていた時に、気晴らしに前屈立ち移動稽古の体の使い方を応用して、膝抜き歩み足の中段逆突きを教えたら、「これは面白ですね!」と喜んでくれました。
「床をキックしていないのに、こんなに長い距離を速くステップインできて、しかも威力がある! こういう技も移動稽古の延長線で披露してもらえると、稽古に新鮮味が出ますよ!」と。

S先生の道場は試合志向ではないので、上級者になると新しい刺激がほしくなるようです。
でも、先生の道場ですから、勝手なことはできませんが。

でも、一番の問題は、息子です。
いまのところ、息子は、空手に行く前に近所の温水プールで親子で泳いでくれるなら、付き合ってもいい、と行っています。
「空手をやればお父さんのお腹が凹むんだよね?」とも。(腹が凹むかは、稽古量次第だっつーの)

電車好きの息子は、毎週土曜日か日曜日に都内に電車で出るのは喜ぶでしょうけれど、目的が私の稽古で、1時間半もの間、ただ見て待っているだけの退屈さに耐えられるかどうか・・・。二週目からは「もう行きたくない」と言い出しそうな気がします。

それに、午前、岩槻の温水プールで親子で水泳をして、午後は都内で空手って、今の私のスタミナではそもそも無理っぽい(笑)。

案ずるより生むが易し、で、まずは試しに一回行ってみるのがよいのでしょうけれど・・・

これまで、迷いつつもあまりリアルに考えていなかったのですが、今日はS先生のブログを見てしまったせいで、気持ちが少し前に動きました。

実際には動くのは、まだ当分先だとは思いますが。