http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20140522/265087/?ST=smart

普段、安倍政権にはきつく当たることが多い磯山氏ですが、今回はアベノミクスの効果を素直に認めるコラムを出しています。

人手不足で賃金が上がる構図は、金融緩和に期待された“いいインフレ”であるデマンドプルインフレが起こっていることの証拠。

アベノミクスは、無駄な公共事業で人手不足を作っている。それによる賃金上昇で中小企業が苦しんでいる、という論陣を張るエコノミストが未だにいます。そうしたロジックが、デマンドプルインフレと、コストプッシュインフレを意図的に混同したものであることが、今後徐々に明らかになってくるはすです。

※ デマンドプルインフレならば、賃金上昇に悩む企業の売上も上昇するので企業収益は変わらず(むしろ伸びる)。コストプッシュインフレの場合は、売上は変わらず(むしろ下がる)人件費だけが増えるので企業の収益は悪化する)。という関係です。