フジテレビの猛烈な韓流プッシュを批判した俳優が事務所を首になった事件に対して、芸能人やコメンテーター達があれこれ意見を述べているようですね。

主張は似たり寄ったり。
韓流がフジテレビの画面を支配しているのは、韓流がコンテンツとして優れているから。ひがむ前に日本人として韓流に負けぬコンテンツを作るべき。などなど。

しかし、私は、論点はそこじゃないと思っています。

韓流がコンテンツとして優れている/優れていない、の議論に持ち込まれたら、答えは藪の中です。コンテンツとしてどちらが優れているかなんて、主観の世界ですからね。(主観で言えば、韓流ドラマの「コーヒープリンス一号店」は結構好きだったりします)

私が注目するのは、そこではなく、フジテレビの韓流推しをTwitterで批判しただけの俳優が、即座に事務所から解雇された事実の方です。問題の本質が顕在化しているのは、むしろこちらの事実ですから。

権力を握る層からの反発を恐れて芸能事務所がそこまでの処置を即座に下してしまう。異常なまでに神経質で大慌ての処罰。韓流を避難するものを許さないとする勢力、それも大きな力を持った勢力が存在することのこれ以上の証左はありません。

この異常な事実を異常でないと強弁するコメントはまだありません。それは論理的に「異常ではない」と弁護することができない証拠です。

そこから目を逸らさせる手段が、韓流は優れている/優れていないという目眩まし論点の連呼なのだと、私は見ています。

もう一度言います。論点はそこではありません。

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昔は、こんなことブログに書かなかった私ですが、震災以降の、放射能パニックを煽って楽しむ記事と、場違いな笑顔を振り撒く韓流スター特集を毎週繰り返したAERAを目にしてきたことで、普通に怒り、おかしいと思ったことは指摘するようにしました。