剛柔流の久場良男先生が以前、JKFan誌において、沖縄の棒術は技法的に本土の薙刀術に近い、と評されていたことがあります。

↓の香取神道流の薙刀術を見ていると、確かにそうかもしれない、と思えてきます。



よく言われる、本土の棒術は持ち手を工夫して棒の長さを変えて振るのに対し、沖縄の棒術は棒を三等分する場所を手で持ちその位置をずらさない、という話(※)も、本土のカウンターパートを神道流の薙刀術としてしまえばむしろ持ち手の位置を変えない薙刀術と沖縄の棒術の類似性が際立ってくるように感じます。

・・・なんて書いていたら、↓こっちの薙刀術は持ち手の位置を変えて長さをコントロールしています。画一的な見方はできませんね(笑)。



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(※)山根流の大城先生のように、持ち手の位置を変えない棒術は、形骸化した棒術、との見方をする先生もいますが。