寝る前に、少し六尺棒遊び。

前手を固定して後ろ手で突き出す「貫突き」、両手で一緒に突き出す「両手突き(前手突き)」を左右構えを替えつつそれぞれ100本くらい。

貫突きを回数を繰り返していくと、次第に手の力で無く、後ろ足で作った運動量が後ろ手に伝達し棒ごと飛んでいく感覚になっていきます。

この方が威力がありそうです。

繰り返しながら、だんだん前足を棒の進む方向と逆に蹴ってストッパーにすると、後ろ手と棒の飛びがさらによくなっていきます。

これは両手突きでも使えるのでは? と試してみると、なんだかドンピシャな手応え。腕の力で突き出していたがゆえにノロくて非力だった私の両手突きが、速く重くなりました。

後ろ足で生んだ前進の並進運動量が前足のストッパーによって両腕に伝達し、棒を持つ両腕ごと飛んでいきます。

腕の力で突いていた時と違って、腕は脱力。この方が力強さがあるので驚きです。

ふと、これってYouTubeで見た日野晃先生のミットごと相手をぶっ飛ばす突き(※)に似ていると思い、素手でも挑戦。

室内巻き藁に拳を当てて、後ろ足加速→前足逆加速ストッパー→上体だけ前に飛び出す、をやってみると押す感覚無しに巻き藁がしなりました。腕の力で押すよりもしなりが早いようでした。

できる人には何でも無いのでしょうけど、私にはなんだか新鮮な感覚でした。深掘りしていったら、面白いことになるかも。

その後、この突きを空突きで反復しながら気づきました。

これって、まるっきりナイハンチの両手突きですね。

繋がってきたかも・・・

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日野先生の突き動画。1:01の突きをイメージしてました。