スピードの乗った連打を仕掛けてくる相手に対し、初手をかわして入り身して、二の手を出させずにに崩す。そんな理想の体捌きのコツは、一足分の距離の生かし方にあるのではないか。
そんなことを考えています。

ここで言う一足とは、一歩分の踏み込みではなく、足裏の長さのこと。
英語で言う距離の単位「フィート」です。

母指球を中心に足裏を回転させたことによる1フィート分の体位のズレこそ、かわしと入り身の極意なのではないか。

ナイハンチの交差立ちやサンチンの転換は、この一足分の体位のズレを身に付けるための挙動であるように感じる今日この頃です。

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と、さも大発見のように書いてしまいましたが、これって柳川先生の「千鳥足」ですね。