打撃格闘技が好きな人ならば、吉福康郎先生の名前を知っている方も多いでしょう。
90年代にさまざま武道、格闘技の選手らの突きや蹴りの衝撃力測定を行い“最強格闘技”を論じていたあの吉福先生です。

その吉福先生が、ブルーバックスから新刊を出されていたことを今日知りました。
タイトルは「武術『奥義』の科学」。
突き蹴りの衝撃力測定を中心とした往年の名著「格闘技『奥義』の科学」(1995年)のセルフ意趣返しのようなタイトルです。

内容は、ここ数年、武道界、格闘技界で注目されている、伝統武術の消える動きや反応させない動きを科学的に解明しようというもの。
しかも、今回の解明は、以前のような衝撃力測定ではなく、吉福先生自身が古武術の甲野善紀先生や、太極拳の池田秀幸先生のところに入門し、自ら修得した武術的身体操作を自らが解説するというアプローチを取っているようです。

このスタンスは立派です。
思わず即買いしてしまいました。

内容は、これから通勤の電車などでじっくり読んでみようと思います。
はたして、どのような解明がなされているのか。楽しみです。

 * * *

武術「奥義」の科学 (ブルーバックス 1688)/吉福 康郎

¥903 Amazon.co.jp

格闘技「奥義」の科学 (ブルーバックス)/吉福 康郎

¥903 Amazon.co.jp