【第一課】
(ツカミ)内受けで受けられますか?


●二度受け理論による内受け
・(基本)その場二度受け(アウトサイドへの払い)+逆手突き
・(相対稽古1)二度受け+アウトサイドへのステップ
・(相対稽古2)相対稽古1+反撃バリエーション=逆手突き、前足前蹴り

●二度受け理論による外受け
・(基本)その場二度受け(アウトサイドへの払い)+受け手裏拳
・(相対稽古)上記の取手展開=裏拳を相手の腕を掴んでの裏拳に発展+嫌がる相手の肘が開いたところで前進して肘の逆を取る


【第二課】
(ツカミ)上段受けで受けられますか?

●(レッスン1の復習&演繹展開)二度受け理論での上段受け
・(相対稽古)アウトサイドに入る上段受け+反撃

●(新テーマ)受け兼反撃としての上段受け
・(相対稽古1)相手の顔面ストレートを前腕で弾きながらインサイドに入り、受け手を引くことなくカウンター上段突きに(逆手は常に顔面ガード)
・(相対稽古2)相手の顔面ストレートを前腕で弾きながら上体はインサイド、下半身はアウトサイドに入り、入り身投げ

* 剛柔流の型「セイサン」に同じ内容があることの紹介。
* 平安初段(ピンアン二段)の連続上段受けも同様の展開が可能であることを紹介。


【第三課】
(体系化)引き込んで崩す受け、押し込んで崩す受け、という切り口での再整理
・内受け:主に引き込む
・外受け:主に引き込む。ただし二度受けでなく単発パリなら押し込みも
・上段受け:引き込む、押し込む、どちらもあり

●(課題提示)下段払いは?→主に引き込む受け
・(相対稽古1)引き込む下段払いで中段突きをアウトサイドに払う。
・(相対稽古2)引き込む下段払いで前蹴りをアウトサイドに払う。
・(相対稽古3)相対稽古2+歩み足前進での追い突き反撃+慣れてきたらそのまま入り身へ

* 相対稽古3は、平安二段(ピンアン初段)の下段払い+上段受けの展開であることの紹介。


【第四課】
(天下りレクチャー)下段払いのみの独特の発展=取手投げ
・(相対稽古1)逆突きに対する二度受け内受けからのクロスでの手首取り+斜め後ろにバックステップして下段払い動作の取手投げ
・(相対稽古2)相対稽古1の順突きバージョン。ステップの方向が変わることに留意。

いずれも、based on 桧垣先生「隠されていた空手」&久場先生裏分解

 * * *

以上、基本稽古の受け技の武術的展開のための妄想カリキュラムでした。

各方面にきちんと仁義を切ることができたなら、こんな内容を稽古するクラスを今の道場でできたらいいな、なんてこれまた妄想しています。