三週連続で水曜日のミット&スパーリングクラスに参加してきました。

年度末にしてはこの時期の週1ペースは快挙。気持ちよく汗を流せました。

今日の稽古の目玉は、先輩黒帯のA先輩が現れ、久しぶりに胸を借りた稽古ができたこと。
私は、今の道場最初の黒帯ですが、これは入門者からの初の昇段者という意味で、他に道場設立当初からの黒帯がいます。

今日来てくれたA先輩は、極真の某チャンピオン製造工場支部の名門道場で黒帯になった方。
背は私より低いのですが、分厚い体から繰り出す重い突きと、180度開脚できる両足からの多彩な蹴りが他を圧倒する“強い人”です。

胸を借りるのは実に一年ぶりですが、強い人に挑んでいくのはやはり良い稽古になりました。

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稽古内容を振り返ると・・・

この一年コツコツ取り組んできた歩み足踏み込みの右の振り突き&下突きは、A先輩も反応しにくいようで、ファーストコンタクトや打ち合いのリズム変えに有効でした。

加えて、歩み足踏み込み後の右足前のスタンスからの左ハイ&左ミドルも、狙い通りに決まってくれました。

しかし、良かったのはその二点だけ。
こちらの「決め」のつもりの打撃の後の反撃に、何度も軸を崩されてしまいました。

とにかく一発一発のタメが完璧。そして動く体にクリーンヒットさせる技術が違う。
打ち返しても、結局後ろに下がっているのは私。時々大きく歩み足バックステップをし、逆体になって体勢を立て直すものの、反撃で相手を後退させるまでにはいきませんでした。

体幹の強さで負け、正確に強く突きを当てる技術で負けた、そんな印象です。

体がデカい外国人勢とスパーリングしても軸を崩されることはあまり無かったので、今日の体験は新鮮でした。

稽古後、先生からは、
「はみ唐さんは先週よりずっと動きよかったですよ。打ち合いで軸が崩れるのは、自分より体幹が強い相手と戦えば誰でもそうなるから。こればかりは、ビッグミットやったり、自分より強い相手と頻繁に組手するしかないから、これからだよ」

その通りだと思いますが、問題は仕事で忙しいA先輩とはなかなか道場で会えないこと。
まずは公園ひとり稽古に、体幹を鍛えるメニューを導入することを検討せねば・・・


とは言え、明らかに自分より強い人に挑んで足りない部分を思い知るのは、なんだか清々しいもの。
最近無かった爽快感を味わえた今日の稽古でした。