今日は、経団連が決めた「家族の週」らしく、仕事は多々残れど18時で強制退社。これ幸いと、空手の稽古に出てきました。

水曜日は基本&ミットクラスとスパーリングクラスの二本立て。今日は、スパーリング参加者全員が私よりデカい欧米人中心だったので、比較的当たりの強いスパーを楽しむことになりました。

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参加者のサイズ(はみ唐eyeによる目算ですが)は、次の通り。
・Iさん(チェコ):身長190センチ弱、体重80キロ
・Nさん(イギリス):身長185センチ、体重90キロ超?
・Aさん(イギリス(アラブ系)):身長175センチ、体重90キロ
・Tさん(フランス):身長170センチ、体重90キロ
・Kさん(日本):身長175センチ、体重85キロ
・はみ唐(日本):身長172センチ、体重74キロ

以前、「当道場にはガチンコを知らないのに強くなったと勘違いした雰囲気が広がっている?」と書きましたが、今回の面子はそうした雰囲気の外にいるパワー系メンバーです。

先生から「帯上に対しては力加減しないである程度思い切り行っていいんでしからね!」とのお達しも出たので、思い切り来られる私にとっては、なかなか緊張感のある70分になりました。

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<1>
まずやったのは、仕掛け側が左右ストレート系パンチと回し蹴りのコンビネーションを自由に繰り出し、受け側がこれらを捌き、反撃を返す「受け返し」です。
回し蹴りだけは、「右ローのみ」「右ロー&右ミドルのみ」などと条件を換えつつの40分。欧米人勢は熱くなると「受け返し」のインターバルが無くなるので、次第にさながらスパーリングと変わらなくなってきます。

しかも、皆好きなコンビネーションが出来てきたようで、途中から技限定もお構いなしの攻防に・・・。攻撃を受け切れない場面も多くなり、受けの反応の面で大いに反省です。

<2>
後半30分は、突き限定のスパーリング。今日のメンバーなら強めのコンタクトもOKとの先生の判断もあり、ほぼガチンコに近いスパーとなりました。

私が試したかったのは、リーチの差を補うための追い突きでのボディストレートとボディフック。前回だいぶ感覚を掴んだので、今回は自然に出てくれました。オーソドックスから右足歩み足でのストレートやフック、サウスポーからの左足歩み足での同じくストレートとフック。こうした歩み足はリーチ差の克服に有効ですね。

反省は、今回のメンバーで一番器用なKさんに相打ち狙いの左肩口への右フックをたくさんもらってしまったこと。
左ストレートでのカウンターをもらわないタイミングで踏み込んでいたのですが、右フックに対しては無防備でした。踏み込んだ時点では右前のサウスポーだったので、奥にある左肩口を打たれるとは・・・。

<3>
そうは言いつつも、かなり機能した追い突きボディストレート&ボディフック作戦。しかし、先生からは途中指摘を受けました。
「はみ唐さんは、ストレートもフックもボディ狙いに偏り過ぎです。胸打ってのけぞらせないと、相手が完全に前進モードになったら止められませんよ!」

確かに。
そこで最後の10分は、右追い突きボディフックからの左逆突きをスローイングパンチ気味に上から胸に落とすコンビネーションに挑戦。実はここでブレイクスルーが来ました(タイトルもそれゆえ)。
実は今まで右フックからは左ローかミドルに繋げてばかりで、左スローイングパンチに繋げるコンビは使いこなせていなかったのです。

やってみると・・・これが面白いように決まる。
右フックは相手の左ストレートの軌道の少し外のポジションで右前の構えから打っていますから、逆突きとなる左スローイングパンチは、腰も入れやすく、軌道的にも相手の左手に隠れて受けられにくいんですね。

理屈では分かっていたのですが、実際にスパーの中でガツンガツン入ったことで、やっと体が理解してくれました。特に我が道場で一番リーチのあるIさん相手に何度も入れ、効かせた(ごめんなさい)ことが効果大でした。以降、タイミングを掴み、他の相手に対しても再現できるようになってくれました。

今日最大の収穫がこの逆突きスローイングパンチ。ずっとものに出来なかった技が、突然出せるようになる不思議です。

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やはり、自分より大きな相手と当たり強めのスパーをすると得るものが多いですね。
いろいろ気付かせてくれた今日のスパーメンバーに感謝です。
そして「家族の週」に感謝でしょうか? いや・・・「家族の週」の早帰りに、家に帰らず空手やってちゃいけないか(笑)。