いろいろと訳あって今日も空手の稽古に行けなくなり、代わりに家での棒を使ったトレーニングで汗を流しました。
スクワット効果も期待して、半棒、六尺棒を使った落下系の素振りを様々なバージョンでひたすら繰り返し。休み休みの1時間トレーニングでしたが、最後は汗でびっしょりになりました。

棒の良さは、棒という異物を振り回すことで、体に手応えがあること。振った時の棒と体の一体感や空を切る音で、その打ちよかったのかどうかが実感できます。ミット打ちをした時に近い満足感です。
そして全身を連動させた動きを求められることで、胴を通じて手足に“筋”が通るような感覚があります。

しかし、こうした満足感が落とし穴にもなりかねないですよね。
空手の稽古に行けないストレスを取り敢えず発散できてしまうので、空手のブランクを軽く見てしまいがちになっているかも・・・。
棒は空手に役立つでしょうけれど、それは本筋の空手の稽古量があってこその話。

棒でこれまでと違った鍛錬ができた、プラスアルファが得られた、と喜んでいる内に、空手の土台が軋んでいたなんてことがないように、気を付けなきゃいかんですね。