今日は嫁さんの友達夫妻が遊びに来てくれて、昼からビール三昧の幸せを味わいました。
嫁手製のモロヘイヤディップも美味くて、このディップを付けながらエビやら肉やら焼き野菜やら、いつの間にかたらふく食ってしまいました。

幸せです・・・(げふっ
しかし、この幸せのまま寝てしまったら、必ず後で後悔することになります
そこで六尺棒を手に取り、ひたすら素振り。リビングで棒を振ると嫌そうな顔をする嫁さんも、いまはもてなし疲れで横になっている今。存分に棒を振るなら、今しかないのです。

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今日やってみたのは、袈裟打ち+返しの逆袈裟打ち
研心会の横山和昌市の棒術DVDで見た連続攻撃ですが、 最初の袈裟打ちが割りとまっすぐ打ち込まれるのに対し、逆側の棒先を使う逆袈裟打ちが反対側のしかも真横から打ち込まるので、まるでのボクシング右ストレート+返しの左フックのように見えます。
また、空手の基本稽古で言えば、右手で手刀鎖骨打ち下ろし→左手で裏拳回し打ち(もしくは肘打ち)といった趣です。

右で50本、左で50本。比較的気持ちよく振れた今日の素振りですが、立ち方で思うことがありました。それは、初めはゆっくりでも次第に「速く強く打つ。速く強く返す」としていくと、立ち方が低くなってくること。それも、空手では「基本や型では習うが組手では使えない」とされる(ことの多い)騎馬立ちに近づいていくのです。

これには、
 最初の袈裟打ちで腰を落とす力を利用すると棒の速さが増すこと
 返しの逆袈裟打ちで腰がぐらつかないようにするには腰を落とした立ち方が役立つこと
の二つが作用しているように思います。
最初は特に騎馬立ちになろうと思っていなかったのに、振るほどに立ち方が騎馬立ちに近づいていくのですから、これが自然な立ち方なんでしょうね。

空手では、「型で習ったのだからなんとかして使おう」と心掛けても使いにくい立ち方に、棒を持つと自然にそこに収束していく。面白いことです。

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ちなみに、右手右足前で袈裟打ち→逆袈裟打ちをすると、逆袈裟の時の上体の使い方は、ナイハンチの最初の右背刀受けの後の“左肘打ち”によく似た感じになります。
下半身は騎馬立ちのまま上体だけ、まるでルービックキューブのように時計回り回転をさせるこの動き。私はまだまだですが、これが出来たら、逆袈裟打ちの完成度はぐっと高まることでしょう。

(ナイハンチ動画より)
http://www.youtube.com/watch?v=EEniiQqw0nM
ナイハンチ01
右手背刀受け。

ナイハンチ02
左肘打ち。

ナイハンチは凄く棒術色の残った型なんだと思わずにいられませんでした。