7月に入ってから、なんだか怒涛の忙しさです。
月曜日の空手は、ミット1時間&スパー1時間の実戦稽古日なのでなるべく出たいのですが、今日もダメでした。
仕方ないので、実戦の勘を失わないよう、さっきからひたすら脳内スパーリング。難敵である長身外国人のIさんとNさんを想定し、脳内で拳と蹴りを交えてみました。
やってみて分かった(正確には、分かったような気分になった)こと、それはインは出来てもアウトが遅いステップの拙さ、そして自分より背が高い相手の上段を攻める技の少なさです。


(1)
ステップインはいいんです。タイミングを外し、ワンツー&ミドルを一気に畳み込むまでは上手くいきますが、問題は「その後」。
そのまま次のコンビネーションに行こうとすると、Iさんはリーチのあって速い左ジャブ、Nさんはリーチがあって重い前蹴りを出してくるのですが、どうもこれをもらってしまいます。
もちろん、それらを受けつつサイドステップしながら打撃を入れ続けるのもいいのですが、やがては疲れます(笑)。
ステップイン→サイドステップでいくつかコンビネーションを叩き込んだら、一度大きく距離を取り直すのが大切です。
しかし、この距離を取るアウトのステップが、脳内なのに自然に出てくれません。脳内で出来ないことが、現実にできるはずがありません。

ステップアウトの練習そのものが不足していて、神経回路が出来ていないのでしょう。
まずは脳内から稽古をせねば。


(2)
もう一つの自分より背が高い相手の上段を攻撃する技。いま自然に出るのは、右の内回し&外回しと左のなんちゃってブラジリアンキックのみです。
どちらもそれなりに有効なのですが、内回し&外回しはインパクトが弱く、なんちゃってブラジリアンキックは相手の前進とぶつかると窮地に陥ります。
ここはあと一つだけでいいから、自分より長身の相手の上段を蹴る技が欲しい。

普通なら、右上段回し蹴りを高く蹴るのでしょうけれど、体の固い私にはなかなか難しい注文です。

ここで脳が出した提案は「後ろ回し蹴り」。
無器用な私には、学生時代から縁が無かった蹴り技です(笑)。
しかし、今の私の柔軟性で、190センチ代のIさん、Nさんの上段を攻めるには、この蹴りしかないような気がします。

最近棒を振っていることもあり、棒の軌道を見ながら、後ろ回し蹴りを連想していたことが、今日の脳の囁きになったのかも・・・。
イメージは、相手の突きを捌きながら下段蹴りに繋いだ後ろ回し蹴り。
ただの気の迷いかもしれませんが、今なら出来そうな気がします。

やっぱり気の迷いかな?(笑)
後ろ蹴りはともかく、後ろ回し蹴りは本当に苦手でしたから・・・

まあ、うちに帰ったら試してみます。