昨日の土曜の空手は、昼のクラスに参加してきました。
以下、稽古がらみのいろいろを。

(1)なかなか好調

木曜日の稽古での復調が今日もいい感じに体が動いてくれました。
コンビネーション稽古の右ストレート→スイッチ→左ハイキックの数稽古でも、終始体がフラつかずプチ満足です。
後半のミット打ちでも、納得行く突き蹴りが出せました。


(2)ローテーションして半指導

この日のミット打ちは、参加者が奇数。
私以外のメンバーで三組の固定ペアを作り、私はローテーションしながら各々の組に参加し、自分もミット打ちをしつつ指導する役割となりました。

会社後輩Y君
先月入会したわが社の後輩Y君(ジークンドーのYさんとは別人)は、ミドルキックは白帯としてはほぼ完璧。きっちり腰の入った蹴りになっていました。しかし、右ストレートは腰が回らず体幹を左傾させていたので、右腰を押しながら回す感覚を指導しました。若いのですぐに吸収してくれそうです。

元剛柔流のYさん
若い頃に剛柔流を習っていた40代のYさん(こちらもジークンドーのYさんとは別人)は、さすが経験者。40代とは思えない、そしてオレンジ帯とは思えないキレを見せてくれました。指導すべき点、特になし(笑)。

体操経験者W君
体操経験者の赤帯(他のフルコンなら黄帯の段階がうちでは赤です)のW君は、キックボクシング的な体ごとぶつけるミドルキックを完全にものにしていました。ただし、ちょっと蹴りの打点が低くく、ミットを持つ私の肘付近を蹴っていました。頭部にダイレクトに振動がくるのでこれは危険ですね(今日になってちょっと頭痛が出てきました)。蹴りの身体操作を誉めつつも、ミットの中央を狙うよう指導です。

格闘家体型のIさん
次は、上のY君と同日入門のIさん。
いかにも柔道かフルコン空手の経験者風の体格のIさんですが、実は格闘技は経験が無いとのこと。でも、こちらも白帯としては100点の突き蹴りでした。もちろん、蹴りの腰の操作と膝の操作が連動しきらず、まず腰、まず膝という状態でしたが、現時点でこれだけ意識できていれば、後はひたすら蹴り込むだけでOKです。
今後が楽しみです。

オーストラリア人Hさん
入門3ヶ月ながら稽古への参加率が高いHさん。
以前、ミドルキックの際の軸足の返しを指摘したのですが、今回はきちんと出来ていました。後は当てる場所を足の甲から脛にすれば完璧です。
しかし、パンチの連打では肩に力が入りすぎ、手打ち気味に。稽古前に先生から「今度青帯の審査をやります」と言われて、意気込みすぎたのでしょうか?

イギリス人Jさん
最後は、巨漢のイギリス人Jさん(緑帯)。
彼も40代なのですが、体の使い方にセンスを感じます。お腹は出ているのに、なぜなんなにスムーズにスイッチして蹴りを連打できるのか?
彼も言うことありません。

一箇所にとどまらず、次々に各組を回ると、皆の頑張りや癖、陥っている落とし穴が見えて、自分としても気づかされた点が多々あります。新鮮な体験でした。


(3)空手を始めたきっかけは?

先月先々月と新しい入門者が増えているにもかかわらず、花見以降は飲み会など道場主催のイベントがありません(次は納涼会?)。しかし、道場通いを続けるには、会話をかわせる友達を増やしておいた方がいいに決まっています。そこでこの日は先輩風を吹かせ、先月入門したY君、Iさんや女子部陣に声をかけ、昼食会を企画・実行してみました。

がっちりした逞しい体格、顔も精悍、会話も朗らかなIさんは、実は女子部から好感を持って見られていたようで、予想以上に盛り上がった昼食会でした。しかし、ある会話が一部女子部の夢を打ち砕いたとのこと。
その会話とは・・・

「Iさんは、なぜ、空手を始めようと思ったんですか?」
「はい。今度、子供が生まれるのですが、子育てが始まると趣味の時間が取れなります。だから、妻の出産までいままでやって見たかったことをやろうと思ったんです。」

独身っぽい雰囲気だと思っていたのですが、やはり、見るからに素敵な人は放っておかれないものですね。


(4)なぜか最後は公園空手

夜は普通に家に帰って二人でご飯を食べたのですが、食後に最近嫁さんのテーマである蹴りのフォーム修正の話に。次第に実際にミットを蹴ってみたくなり、ミットを持って夜の公園に出かけることになりました。
嫁さんはフォーム改良中のミドルキック、私は苦手の後ろ回し蹴りを蹴り込みました。最後はなぜか、買ったまま使ってなかった試割り用の板を手刀(嫁)と中足回し蹴り(はみ唐)で割って、稽古終了です。

酔った若者たちがたむろし、恋の鞘当てをしている夜の公園でのミット打ちと板割り。お邪魔だったでしょうか・・・。


(5)気づけば3年

公園空手を終えて、風呂に入って気がつきました。
社会人になってからずっと縁がなかった空手を再開したのが、2005年の6月。ちょうど3年前なんです。
気づけば3年間。週1~2回の空手の稽古歴としてはさして長い期間ではありませんが、それでも仕事と両立させてよく続けたもんだ、と感慨に耽りました。

3年前の道場を尋ねた時の自分が、今の自分を見たらどう思ったでしょうね。
「夜の公園で、板割りとかやめろよ!」って言ったかも(笑)。

 * * *

そんなこんなの土曜の空手、いろいろでした。