今日の空手は、土曜の昼クラスで稽古してきました。

最近は毎週のように体験入門者が来るのですが、今日来た方は現役テコンダー(テコンドー修行者)。テコンドーは基本稽古も組手の空手に似ている部分があるからか、うちの稽古メニューにもすんなり溶け込み、特にミット打ちでは素晴らしい「しなり」のハイキックを披露してくれました。
体験入門者のミットを持つのは、補助指導員をやっているうちの嫁なのですが、まあよくあの蹴りを受けきったもんです。
幸いなことに、彼もうちの道場を気に入ってくれたようで、即決入門。「早く慣れて、スパーリングがしたいです!」とやる気満々な道場生が、また一人増えました。

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以前ブログに書いた合気道経験者のH君 や今日のテコンダーだけでなく、最近のわが道場は他流派・他武道経験者が増えてきました。
ブログには書いていませんでしたが、剛柔流経験者、日本空手協会経験者(女性)といった空手他流派や、他武道としては上記の合気道、テコンドー以外にジークンドー経験者まで入門し、以前には無かった種類の賑やかさが出てきました。

「なんだ、ここの茶帯はこんなものか」などと思われないよう、もっともっと技に磨きをかけるべき稽古に励まねば!と気合いが入ります。

と、その一方で、武道オタクで他流・他武道にも興味のある私にとっては、これまでに蓄積した無駄な知識が役に立つ機会が増え、新たな楽しみにもなってきました。

協会経験者の方に三戦立ちの話をするとき「系統としては、『半月』の最初の立ち方と同じなんですよ」と言ってみたり、ハンドスピードを重視するが故に基本稽古であまり腰を回せないジークンドー君に「うちの空手では、最初は1つの腰の動きに1つの手技を連動させるところが入ります。だから、ゆっくりで良いから、腰の回転と突きを合わせて。1つの体幹の動きに複数の手技を乗せるような技術は、空手にもありますが(ここで内受け下段払い)、それは次の段階でやりますから」と説明してみたり。

これまで無駄だった知識が、ちょっと役立っているような・・・気がします(笑)。