昨日の水曜日は空手のスパーリングクラスの日。
年度末の峠を越えたので、ストレス発散も兼ねて行ってきました。

2月3月は男共の参加が少なかったと聞くこのクラスですが、昨夜は殺人キックのイギリス人Nさんやチェコ人Iさんの長身組や、初期メンバーのK藤さん、K塚さんなどガシガシできるメンバーが揃っていました。
皆さん、4月になって仕事が少し楽になったようです。

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この日のメニューはミット打ちと受け返し。

ミット打ちの指示を任せてもらったので、左ストレートからの右ミドル、右ストレートからの左ミドルを核にして前後に技を増やしていく内容にしてみました。

受け返しの内容は、
ストレート系パンチへの受けと返し
パンチ全種への受けと返し
ストレート系パンチ+ロー&ミドルキックへの受けと返し
ストレート系パンチ+ミドル&ハイキックへの受けと返し

例によって初めは整然と行われる受け返しですが、後半は次第に受け返しワンセット間の間隔が狭くなり、技限定スパーリングの様相を呈してきます。
全員徐々ヒートアップしていったので、久々に、打ち合い、蹴り合いの感覚を楽しめました。

この日意識したのは、「返し」にハイキックを織り混ぜること。
しかしNさん&Iさんの190センチコンビには体の硬い私では、通常のハイキックは届きません(笑)。
仕方なく、「外回し」の足使いで、やや飛び上がりながらの上段攻撃を選択。私が勝手に「田ヶ原コンビ」と呼んでいる右ストレート→右外回しを「返し」に織り込みました。

結果はまずまず。
190センチコンビの顎にも届き、十分彼らの意識を中~下段から中~上段に向けることができたようです。


その一方、相変わらず大きな課題は、リーチのある相手との突きの攻防です。

やや縮こまったストレートを打つNさんに対しては、突きを捌いてその場から返す突きが当たりますが、リーチを活かして伸びるストレートを打つIさんには、その場からの返しの突きが届きません。

もちろん左足で踏み込んでから突いているのですが、当たりが浅いんですよね。

この点は不完全燃焼のまま、この日の稽古が終わりました。

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一晩たって考えてみると、私がリーチの差を詰め切れていない原因が分かってきました。

確かに前足を大きく踏み込ませてはいるのですが、後ろ足を引き寄せていなかったようです。
ええ、分かってます。そんなのステップインの基本中の基本です。しかし、それができていなかったのです。
要するに、前足を出したから左は当たるものの後ろ足を引き寄せていない。そのせいで体幹と相手との距離は詰められておらず、右ストレートが十分に当たらない。

結局は、懐に飛び込むイメージはしているものの、その実、Iさんの圧力の前に実際にはあまり近付いていなかったのでしょう。

知らず逃げ腰空手になってとは・・・。

次回はちゃんと後ろ足も引き寄せて、体ごとIさんの懐に入ってみようと思います。
被弾は増えるでしょうけれど、まずはそこから始めないと。