今日は夕方に会社に寄る用事があったので、空手は昼クラスのみ。
しかし、いつもの昼クラスよりもミットメニューが充実していて、思った以上に疲れました(笑)。

今日のミットは中段回し蹴り中心です。
基本的に2連打。左ミドルは原則スイッチ、という条件で、最初は号令に合わせ、後半は時間内に蹴りまくれ、というやり方です。

組んだのはイギリス人のEさん。
この道場の外国人はみなそうですが、例によって巨体ですが、Eさんも大きい人です。腰が全然回っていないにも関わらず、ミット越しに結構強いインパクトがありました。
この脚力に腰の回転が加わればもっと凄いだろうと、ちょっと指導。“ヒップターンを意識して”と伝えると、いきなりインパクトが3割増しになりました。

恐ろしいことです。
しかし、軸足の回しがまだ足りないので、それは私が蹴る際に、見本を示すことにしました。
軸足の動きを目で見てもらい、インパクトがどう変わるかを体感してもらうのが、一番。まずは、軸足を回さずに足だけで蹴り、次に軸足を回して腰の回転を聞かせて蹴り込みました。

軸足を回した時の蹴りでEさんが顔をしかめていたので、しっかり二つの蹴りの違いを体感してくれたようです。
Eさんには申し訳ないのですが、今日は体も動いたし、Eさんも丈夫そうなので、蹴りは全部遠慮なく打ち込ませてもらいました。う~ん、気持ちいい♪

しかし、問題はスイッチ→左ミドル。
実はスパーリングの時、あまりスイッチを使わないはみ唐です。
左前の状態から左ミドルを蹴るときは、(1)そのまま蹴る、(2)少しだけ奥足を前に踏み出して蹴る、のどちらかで出しています。恥ずかしい話ですが、スイッチの時に体軸が少しぶれてしまい、その修正をしながら左ミドルを蹴るので、威力がかえって出にくいのです。

それでも、普段の稽古ではそれなりのインパクトを出していたのですが、今日はなんだかイマイチ。
その証拠に、右ミドルに顔をしかめていたEさんが、結構平気そうな顔に(!!!)。
時々、(1)そのまま蹴る、(2)少しだけ奥足を前に踏み出して蹴る、を織り交ぜると、その時はEさんの顔が歪むので、やはりスイッチで軸をぶれさせてしまっているようです。

(1)そのまま蹴る、(2)少しだけ奥足を前に踏み出して蹴る、でも、スパーリングで左ミドルは蹴れるものの、スイッチができないとそれだけ技の幅が狭まります。やはり滑らかなスイッチ左ミドルはできるようにしておいたいところです。
スイッチの際、両足にどう体重をかけるか、重心をどうコントロールするか、自分のフォームを見直そうと思います。

それを顔で教えてくれたEさん、ありがとうございました。