この三連休は完全オフにし、初日の土曜日は年明け初の空手とバイオリンの稽古に行ってきました。

考えてみると、去年の12月は14日から旅行に出てしまい、前半の2週間も旅行前の仕事の片付けに追われる日々。とても空手やバイオリンに行っている場合ではありませんでした。
そのため、この日の両稽古はともに1ヶ月ぶり。
否応なく鈍りまくった自分と向き合わせられました。

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空手は三戦立ち基本稽古と前屈立ち移動稽古に四苦八苦。

三戦立ちでは、手技の始まりと終わりの形が所々不正確になっていました。その場立ちでの蹴りも妙にフラつきます。
前屈立ちの移動は、摺り足があやふやで、滑るようにスッスッと前に出られない・・・。

要するにダメダメです(涙)。

初稽古でいきなり前に立たせられたのですが、これでは見本になりませんよね。

その後の自然体でのミット打ちではそれなりに体が動いたのですが、三戦立ちや前屈立ちの伝統的な稽古では稽古不足がそのまま出てしまう気がします。
人体の構造上やや不自然な動きを強いる稽古だからでしょうか。
でもそのお陰で、自分の体をどれだけコントロールできているかが分かります。

これも、伝統的な基本稽古・移動稽古の効用の一つなのかな、と思ったりしました。

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バイオリンはさらにひどい有り様でした。

ブランクの長い私に気遣ってくれた先生が、ボーイング連絡から始めてくれたのですが、弓にかける圧力が定まらず跳んだり跳ねたり。

何事も稽古は湯のようなもの。温め続けなければ元の水に帰ってしまう・・・。
空手の父・船越義珍先生の空手二十訓を思わずにはいられませんでした。

それでも後半には少しずつ感覚を取り戻し、新しい練習曲に突入。
今度の練習曲はヨハン・シュトラウスの「美しき青きモルダウ」の一節です。
ターララララ~タンタン、タンタン、ターララララ~タンタン、タンタン、というあの3拍子。

初見の譜面に必死に喰らい付いて弾いていくと、有名なあのメロディーが自分のバイオリンから響き出すのが感動的でした。

やっぱり楽器を弾くのは面白いですね。
元の水に戻らぬように、温め続けなければな、と思いました。

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そんなこんなの初稽古。
今年も仕事同様頑張っていきたいと思います。