今日は台風なのでおとなしく家にこもっています。
でも、暇をかこっているかというと、さにあらず。
久々にケースから取り出したバイオリンを、ギコギコ弾いていたら、いつのまにか夕方になってしまいました。

最近、バイオリンのことを書いていませんでしたが、実は所用が重なり、数週間レッスンに顔を出していない状態でした。同じクラスの方々と情報交換をすると、9月の発表会に向け、ちゃくちゃくと練習が進み、課題曲が弾けるようになってきている様子。
これは・・・やばい!

4月の発表会は、年度末仕事でほとんど練習できず、直前1週間で辻褄合わせをしましたが、今回はおそらく無理。課題曲が2曲あり、しかも長いんですよね・・・。今回という今回は、コツコツ練習しなければ弾けないのは、火を見るより明らかです。

そんな訳で、今日は腰をすえて午後中バイオリンを弾いてみました。
弾いたのは、
ヘンデルの「ラルゴ」。
 (http://www.voiceblog.jp/andotowa/206001.html
三拍子の枠の中で、さまざまの長さの異なる音符が踊り、それらがスラーで手を繋いだ難曲(私にとっては)です。

ヘンデル
(絵がないと寂しいので、ヘンデルの顔でも・・・)

初めの1時間は、もう、譜面を追うので精一杯(笑)。
1時間を越えた辺りから、音符たちの踊りが、曲として繋がりはじめ、2時間を越えた頃から、ようやく第一バイオリンの主旋律をゆっくりと弾けるようになってきました。
相変わらず音程が不安定な私ですが、一番線の音は比較的気持ちよく出すことができます。「ラルゴ」は、“聞かせる”部分が一番線の音であることが多く、そこを気持ちよく弾けることで、集中力が保ちました。
やっぱり、気持ちよさって大切ですよね。

3時間を越ると次第に上達が飽和してきて、左手の指先が赤くなってきたので終了。
まだクラスの方々には追いついていませんが、自分の中では大きな前進。今日のこの感覚を忘れないよう、毎日10分でも弾きたいところです。
でも、平日の夜に音を出すわけにはいかないので、結局は空気バイオリンかもしれませんが(笑)。

台風よ、下手なバイオリンのギコギコ音を消してくれてありがとう!