昨日の土曜出勤は、夕方までプロジェクト計画の構想を練り、一段落ついたところであがって空手の稽古に行きました。

普段は、バイオリンの時間と重なっているのであまり行かない土曜夕方のクラス。昨日は、バイオリンに行くべきか空手に行くべきか悩んだのですが、最初に思い浮かんだのは空手でした仕事で溜めた心の疲れと体の歪みをリセットするには、私の場合、やはり空手なんですね。

会社を出て道場の戸を開けると、
「噂をしたら現れましたね」と声をかけられ、「ホーム」に帰ってきたような気分。
心の疲れと体の歪みが、少しほぐれました。

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今日のメニューは回り込むステップが中心。
左自然体(組手立ち)に構えた状態から、奥足(右足)を右斜め前に大きく踏み出し、逆に前足(左足)を右斜め後ろに下げて右自然体になるステップです。
パワーで突進してくるファイタータイプを捌くのに役立つ技術ですね。
実は近々本格的なスパーリングクラスが開設されることが決まったのですが、先生としても、スパーリングがただのパワーでの押し合いにならないよう事前に道具を教えておこう、というところでしょうか。

まずは、足だけで左自然体→右自然体→左自然体の往復を10回数セット。
これまでこのステップは、シャドートレーニングの中で積極的に使おうとしてきましたが、こうして反復練習することはありませんでした。普段やらない反復練習をすると、脳の中に新しい神経回路ができてくる感じがして面白いですよね。

なんか、芦原カラテみたいでしょ?」と先生。
他の道場生は「?」という顔をしていましたが、空手オタクとしては、こちらも思わず、ニヤリ。最近またyoutubeで芦原英幸の動画 を見たばかりでした。

みんながステップに慣れてきたのを見計らって、次は回り込むステップに合わせて外受け(パリ)を入れて10回数セット。相手の突きを外受けで捌き、外側に回り込むイメージが大切です。

次は外受けに加え、ステップが終わった後に逆突きのストレートを入れて、やはり10回数セット。

最後は、ペアを組んでミットを持たせた相手に対して、回り込むステップ→外受け→逆突きのミット打ちです。
相手との距離感を測りながら、きちんと回り込めているかどうか? ミットの手応えから、奥足で地面をしっかり捉えて、“地に足の着いた”突きになっているかどうか? 実際に相手を立たせて打つことで、全てがチェックできます。

できるつもりでいましたが、まだまだ全身が連動していない感じでした。もっともっと、動きを体にしみ込ませていかないと。

しかし、じっくりと汗を書きながら、日常生活ではしない動作を作り上げていく時は、仕事のことを完全に忘れていますね。気が付くと、心も体もスッキリしてました。

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明日からまだ仕事。
各プロジェクトの納期が近づいてきたので、修羅場度はさらに上がりますが、空手でリセットできたので、頑張れそうです。
押忍。