昨年後半からうちの空手道場に入門したインド人のMさん。
そのMさんから、南インド・タミル州の祭り「Pongal(ポンガル)」に誘われました。といっても、タミルまで行くわけではなく、東京在住のタミル出身者が開くパーティへの参加です。

Mさんの説明によると、Pongalとは、タミル州の甘く煮た米料理と、そのために使うツボのこと。新年に Pongal(ツボ)でPongal(甘く煮た米)を作り、みんなで食べ、歌い、踊って、新年の豊作を祈るそうです。
新年を祝って食べる料理という意味では、日本で言えばお餅みたいなものでしょうか。

pongal
Pongalのイメージ。ツボとその中味がPongal。
煮立って出てきた泡がどちらに流れ出すかで、新年の豊作ぶりを占うそうです。

さて、Mさんに引率してもらって行った「Tokyo Pongal 2007」は、先週の土曜日、溝口の高津市民館での開催(高津はTokyoではありませんが、そこはご愛嬌)。

400人くらいのタミル州出身のインド人の人々が集合し、市民館のステージで、歌や踊り、モノマネや寸劇を演じ、それをみんなで見て楽しむ、というスタイルでした。我らがMさんは、踊りと寸劇で登場。少々へっぴり腰の空手と違い、ダンスの身のこなしは軽やか。さすが20代前半は違いますね。

インド人の歌や踊りは映画で見たことがありますが、モノマネは始めて見ました。
おそらく本国の有名歌手の真似をしていたのだと思いますが、インド人ばかりの会場は大盛り上がりでしたが、元ネタを知らない身には笑うポイントが分からず苦戦しました(笑)。

出し物が終わった後は、カレーとPongalで昼食。南インドのスープに近い辛くカレーは実に美味でした。米を甘く煮たPongalもこの辛いカレーと一緒に食べると美味さ倍増です。日本人の味覚に合わせない、容赦ないタミル人向けテイストが最高でした。

ありがとう、Mさん。
次は、何か日本の行事にお誘いしますよ。

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今日、休みついでに「Pongal」でネット検索をしていると、「Tokyo Pongal 2007」の動画が早速Youtubeにアップされていました。中盤の出し物だったデュエットカラオケです。微妙に音程を外していてあまり会場が盛り上がらなかった出し物だった(失礼!)のですが、ご参考までに。

Tokyo Pongal 2007 - Paartha Mudal Naale
http://www.youtube.com/watch?v=-9yt-jj-duY&mode=related&search=


元の歌はこれ(↓)のようです。
Paartha mudhal naale
http://www.youtube.com/watch?v=IvRpBzVw7y8&mode=related&search=