おはようございます！

歯科衛生士のゆみです。

今日は

「毎日ちゃんと仕上げ磨きしてるのに虫歯が出来ちゃった。どうしてー？」

って言っているお母さんに教えてあげます。

「あなた、子供が泣いたら、ハイチュウあげてない？」

こどもってハイチュウ大好きですよね。後、ぷっちょ。

この２つのお菓子！！

歯科衛生士の私からしたら、この2つのお菓子のせいで子供たちの虫歯がなくならないんだよ！　って言いたくなります。

ちょっといいすぎましたか？森永さん、UHA味覚糖さんすいません。

いやいや、この2つのおやつもちゃんと時間を決めて、おやつの時間に1個か2個食べさせている分には問題ないんですよ。

問題なのは、おかあさんのおやつの与え方です。

子供が泣いた、ぐずった、暴れたそんなときの救世主のように、ハイチュウやぷっちょを子供に与える。

子供は大好きなハイチュウやぷっちょがもらえるから泣き止む。お母さん「ほっ」

だめー！！！

子供たちは、泣けばもらえると思っちゃうから。泣き止ますためにあげるのだけは辞めていただきたい。

とつねづね歯科衛生士は思ってますよ。

ではなぜハイチュウやぷっちょをしょっちゅう食べさせていると虫歯になってしまうのか解説します。

実は、お口の中では一日のうちに何度も虫歯になりかけては、治り、虫歯になりかけては治りを繰り返しているんです。

口の中にいる虫歯菌は甘いお砂糖を主食に、歯を溶かす酸を作っています。

この酸が出来ると歯の表面のカルシウムが溶け出しいわゆる初期虫歯の状態になります。

しかし、お口の中にはその酸を中和してカルシウムが溶け出してしまった歯を治してくれる強い味方がいるんです。

それが、「唾液」です。

食べ物を口にすると、虫歯菌が酸を作り出し、歯を溶かす⇒唾液が中和して修復する

このサイクルが起こります。

でも！この食べる時間の間隔が短いと、唾液が酸を中和するスピードが、酸が歯を溶かすスピードに追いつけないんです。

結果、歯が溶けてしまい虫歯になる。。。。。

これが、虫歯が出来るサイクルです。

食べ物を口にするのは、もちろん朝ごはん、昼ごはん、夜ご飯も含まれます。

この3度の食事以外に何も食べなければ、お口の中のバランスは保たれ、たとえ歯磨きがそれほど完璧に出来ていなかったとしても虫歯になる頻度は抑えられるでしょう。

しかーし！ほとんどの人が3度の食事以外にも常に口の中に甘いものやスナック菓子、飲み物など虫歯菌が大好物の「糖」を入れているのです。

食べたらすぐ歯磨きしてますか？してないでしょ？それではいくら唾液ががんばったって中和が追いつきません。

そして、特にハイチュウやぷっちょなどのソフトキャンディーは、口の中に滞在する時間も長く、やわらかい素材を噛んで食べるため、歯に引っ付きやすく、食べ終わってもずーっと奥歯にひっついているんです。

しかも、お母さんが時間も関係なくなくたびにあげるもんだから、子供の口の中は一日中酸性になり、虫歯菌うはうは状態です！！

これでわかってもらえたでしょうか？

子供が虫歯になるのは、お母さんがポケットに忍ばせているハイチュウのせいだということを。

大げさではありません。子供へのおやつのあげ方は本当に注意してください。

もちろん3度の食事の間におやつを出すのは全く問題ありません。

しかし出来れば食事の直後すぐにおやつを食べさせるのがベストでしょう。

ハイチュウやぷっちょもその時間に食べさせてあげてください。

そして、食べたらすぐうがいをするとより効果的ですよ。お口の中を速やかに中和することが大切なのです。

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子供が泣いたら与えてない？子供の虫歯の原因はそのハイチュウですよ。お母さん