うつくし森の話
東のかなたに『うつくし森』という国がありました。
ある日 氷に閉ざされた北の国にいる黒い魔女が
『うつくし森』にやってきて すべてをミニチュアにしてしまいました。
ミニチュアにされた『うつくし森』は
たちまち悪意のある国々にいいように扱われ
住人は奴隷にされたり売り飛ばされたりしました。
うつくし森に住む妖精達がその魔法を解く力のある
南の国の女神に助けてほしいと祈り続けました。
一ヶ月くらい経ったでしょうか。
やがて南の国の女神が『うつくし森』に現われ
女神が持つ 光と愛のエネルギーを注ぐと
今までのことがなかったように
平和な国に回復しすべてが元通りになりました。
女神がいいました。
「この国の半数近くの人が夢と希望を失いつつあります。
人々の失われた夢と希望と怠惰な生活に
北の国の黒い魔女が気づいてしまったのです。
これからはみなの心をひとつにして夢と希望を忘れないように
心をひとつにして 一生懸命働きなさい」
南の国の女神はそう言い残すと
南の国に帰っていきました。
今ではうつくし森の人々は夢と希望を忘れず
平和な国を想い 力を合わせて
一生懸命がんばっているそうです。
~おしまい~ 絵・作 yuki
