小学生の頃は、それまで健康だった状態から髪が抜けだしたので、元々の「私」というものを皆知っていて、病気になっただけというスタンスで接してくれていましたが、中学生になると、初めて会う人ばかりで、見た目で警戒されてしまいます。キツイ言い方をすれば、まさに「バケモノ」を見るような目!で見られることも多かった。だから、人間関係を一から作るのがとても難しく、何もせずに「私」を理解させるにも、理解されるにも、中学生には難しいことだったと思います。理解してもらう努力をするべきだったのかも知れませんが、自分自身を保つだけで精一杯でした。イタズラでも冗談にでも、帽子を取られたり、触られたりしたらたまらない。虚勢をはって、誰も近づくな!という気持ちで毎日を過ごしていたように思います。最初に脱毛症ということをちゃんとはっきり説明していたら、そんな不安を抱える必要なかった。分からないから興味を惹くのであって、分かってしまえば何でもないこと。小中学生なんて面白いこといっぱいあって、私一人の事情に関わってる暇なんてない!ましてただの病気だとわかれば尚更そうだったろうに。まさに、勝手な被害者意識だったと思います。自分で自分の首を絞めてしまっていました。せめて高校生のときにでもそれに気付けたら、学生時代、青春できただろうになって。学校や先生がもしかしたら何らかのアクションを起こしてくれていたかもしれませんが、私自身は何事もなく平気ですよって顔して、壁だけは高く高く作っていました。よくよく考えれば本当に、ただの病気なのにつまらない見栄と意地で一人相撲で惨敗です。中学で友達が出来なかったわけではありませんがきっと理解しようとしている人も寄せ付けないところはあったと思います。あの頃はそれが目一杯自分と向き合い自分を守っているつもりでしたが、自意識過剰すぎて、恥ずかしい限りです。