そもそも民間資格のカイロプラクティックはいい加減で信用に足るものではないのでしょうか?アメリカではカイロプラクティックは有効性が認められています。日本でもセミナーに柔整や鍼灸の先生の参加があります。手技療法の違いはあっても有効性は他の先生達も認めています。安全性に関しては、他の療法より危険なイメージがありますが、これは三浦レポートと呼ばれる、ある公式な?報告書が未だに作用していると思われます。自分的には事故は他の療法でも起きているし、リラクゼーションでも皆無ではありません。逆に危ないというレッテルをはられた分、しっかりした論文や研究、養成が行われている印象があります。これはアメリカという国柄が関係しているのかもしれません。いろんな因果関係をしっかり追跡しています。EBC Evidence based Chiropracticの略で、医学界におけるEBMの運動と同じです。アメリカでは、科学的根拠の無い手技に対しては保険会社が保険金を払いません。シビアなのです。エビデンスのレベルでは、
無作為抽出による二重盲検で比較された臨床的追跡
無作為で比較された臨床的追跡
比較された臨床的追跡
比較の無い臨床的追跡
抽象概念
各自の経験・意見
新聞・雑誌の記事
各自の持論
の順に信頼度が下がります。
さらに、二重盲検化ダブルブラインドテストされた信頼度の高い研究論文を集め比較検討したシステマチック・レビューで得た情報がさらに高度なレベルになります。
一般的に日本で安全性が取りざたされる場合、首の矯正が話題となっています。アメリカの公的健康保険の集団と民間健康保険の集団でカイロプラクティックと椎骨動脈の障害との関連性を探しても、認められなかった事、比較では一般家庭医の方が正比例の関係があり、見落としがあった事を示しています。2011~2013 1993~2002
椎骨動脈解離の症状を引き起こしている場合、後頭部から首にかけての強い頭痛を訴えます。そこで施術をし、首にスラストを加えたとして、解離がその時点で起きたのかどうかはわかりません。