近所の園芸店で、フェスティバルの苗木が売ってた。
苗木が太くて立派だったし、通常なら千円ぐらいする。
880円・・・というのは安い方だ。
お買い得だな。
880円は税込み価格でだ。
それにフェスティバル(別名T172)というのは、この品種は強い!。
ブルーべリーの品種いろいろをオレは植えてきたが、ブルーべリーには根本的な大問題があって、強い酸性土壌を求めるために、日本の土質ではブルーべリーの樹が育ちにくいことにある。
ラビットアイはそうでもない。
ラビットアイ系は日本の土で育つ。
ハイブッシュ系は、5年10年たってから大衰弱してくるので要注意だ。
購入したあと、苗の上部は切り詰めてある
そのラビットアイ系の中で、フェスティバルは最強な。
ラビットアイはどの品種でもよく育つかとなるとそうでもなくて、強い弱いの品種差はあって、ティフブルーはやや樹勢が弱い方だな。
よく育った樹体もあるが、小さな苗木から育たなかった苗もあったりもする。
オレのところの土質ではティフブルーはあんまり育ちがよくなくてね。
管理不十分だとそうなる。
ホームベルは樹勢強く育つ方だね。
が、地面からやたらと細いひこばえが大量多発する。
クロロシスといって、葉の葉緑素が抜ける症状もおきやすい。
とはいえ総合的には○で、台木にもよく使ってる。
ホームベルの弱点をうまく補ってる品種があって、それが今回のフェスティバルだ!。
オレによる評価は◎だ。
ティフブルーやホームベル以上に、日本の土質そのままでよく育つ方。
放置では育たないから、管理したうえでは、よく育つ。
そのときクロロシスはでない。
フェスティバルに類似品種のノビリスは、クロロシスが酷くって、白化したその葉はまるでウイルス持ちの病気みたいで、ノビリスはあんまし・・よくない。
土質の酸度補正はうちではやってないからな。
フェスティバルは細いヒコバエは出なくて、太いのが少数出る。
太いので切り離せば新しい苗木にできるが、出るのが少数なので、苗をたくさん欲しくても数が足りない。
多く欲しいときは今回のように安い苗が売られていれば買ってしまった方がラクだ。
挿し木で自作すればたくさん作れるが、フェスティバルといえども挿し木からやると、ヒョロヒョロ稚苗から大きく育てるのは年月と手間がかかりすぎる。
でも以前にフェスティバルをたくさん買ったときに、ノビリスが異品種として混ざっていて混乱したので、できれば苗木作りは自分の樹から作った方がいいのだがな。
ホームベルならひこばえ多発のおかげ?で苗作りは簡単でも(だから買わずに済む)、フェスティバルは多産じゃないので、今回のような安売り苗の購入となった。
フェスティバルの果実は成りが悪いし、品質もさほどじゃないので(普通にうまいが。)、台木の専用品種として使っている。
なにしろ、接ぎ木って、露地植えして育った樹に、その場で接いだ方が成長がいいんだ。
居接ぎという。
天香園でキウイの東京ゴールドを注文したさい、つい
でに極早生品種のチャンティクリアも発注してみた。
これをウチでこれから多めに栽培してみようかなぁ。
スパルタンにするかチャンティクリアにするか迷いはあるが、台木はあらかじめ育てておくのがイイ。
小さな細い台木に1本だけ接ぎ木すると、失敗しやすい。
台木育成の失敗の経験があったから、今回の安売り苗を買い占め(売り場にあったフェスティバルの苗が13本あって、それ全部買ってしまった)という事態になった次第。
今回フェスティバルの苗木を買うのは予測外の事態だったけど、あらかじめ今からたくさん用意しておこうという作戦のわけさ。