忘れてしまうからな、メモっておかないと!。

今年の収穫はウエイマウスからだった。

この品種はヨソではもう全く評価されてないが、ウチの栽培では、なにしろ収穫が早いし、土質に合うのか順調。

まだ涼しい時期なので、収穫にも張り合いがある。

 

 つーか!、今年の7月8月は、あまりにもあまりにも暑過ぎる!。限度超えてる!。

野外活動が危険レベルだぞ。

年とって、もう暑い夏には体力の危機を感じるようになったので、ブルーべリーは早生のスパルタンを重視でいきたい。

そのスパルタン収穫期はまだ比較的涼しいから。

 

 発送がクール便だと水滴が付き過ぎる問題がなかなか解決できなくて、6月収穫のスパルタンは常温のまま発送してしまおうかと検討しているところ。

山形のさくらんぼは産地からは常温で発送しているそうだし。

 

 ウエイマウスはオレがせっせと食べて自家消費するのがメインだが、できればユーリカを新規導入しようとは考えてはいる。

ウエイマウスの果実は売れんからな・・。

 

 他の品種の評価も書かないと忘れないうちに!。

アーリーブルーは、ウエイマウスより熟期遅く、スパルタンよりも粒が小さく、存在意義が乏しい。

ハンナズチョイスはスパルタンよりも粒がやや小さく(中の大サイズ)、粒は堅めなので発送や保管はしやすいが、果実がもっと大きければな・・。

 

 カロラインブルーは最初の粒は大きいが後半の粒は小さ過ぎる。

酷暑のときは枝の成長悪く、花芽の形成わるく、北部ハイブッシュの典型的な品種特徴を示すというか、登録品種にしては欠点が多過ぎる。

スパルタンもどっちかというとカロラインの仲間に入ると思う。

 

 サミットは、細かい枝分かれに分岐が多くて、大きな樹に育ちにくい。

台切りして萌芽更新を繰り返して、高さ1.5メートルぐらい横1mぐらいの小さな木でとどめるのがよさそう(痩せた土の那須高原の事例)。

アーレンはそれよりは直立性が強いので、もう少し大きな木になりそうで、サミットよりは収穫量多めに期待できそうだが、もともと品種としてあまり期待してないが。

 

 タイタンは、買った年の冬は枯れ込みがひどかった。

クレイワーは耐寒性がもっと弱かったが、タイタンは2回目、3回目の冬は、枝の枯れ込みはそれほどでもなかった。

大関ナーセリーでは、苗を温室で促成栽培で育てているんじゃないかなあ?と思う。

 

 那須高原の寒冷地で栽培するのは、タイタンは枝先が少し枯れるが、2年目と3年目の冬を見たところ、どうやら冬越しは大丈夫そうだ。

クレイワーはさらに寒さに弱そうなのが不安材料で、枝の分岐は多くて、樹勢は弱そう。

 

 タイタンは皮がパリンパリンと弾けるような食感で、食べると楽しい。

味は、ラビットアイとハイブッシュの中間的で、品質は中の上といったところ。

暖地と違ってやや寒冷の高原で栽培しているので、梅雨開けしてから熟している。

熟期は、那須高原では8月上中旬で、盆休みにピッタリ合う。

 

 降雨による裂果がひどいらしいが、今年は酷暑で雨が少なかったので、裂果はとくに無かった。

といっても那須高原では8月にも降雨は多いから、来年以降は雨で破けることもあるだろう。

果実は大きめ。

2グラム平均かな。

ハイブッシュほどの品質ではないが、サミットなどは8月上旬に熟して盆休みにはどうしても一致しないので、それよりも遅いタイタン(もしくはクレイワー)を栽培して、ジャム用に長期冷凍保管に向きそう。

 

 ラビットアイでは投書ブライトウェルが最優先だったが、これはタネがジャリジャリと多過ぎるのと、品質的に中程度で(那須高原)、品種としてやや力量不足。

他のラビットアイ品種はさらに下回ってしまい、北関東では(従来型の)ラビットアイは品質不十分になる。

 

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話かわってイチジクについて。

8月からはロンドボルドーが収穫できた。

例年ならもっと遅い時期からだったように思うので、今年がひときわキツ過ぎる猛暑のせいかもしれない。

 

 8月から熟すロンドボルドーは、カメムシや小アリがたかったりして、食べてみないと味が変であることに気付きにくいので、お客さんへ販売するのは不向き。

果実もピンポン玉サイズで小さい。

 

 バナーネは果実大きく、結実性良く、商品価値はある方だと思う。

セレストという8月に熟す品種も植えて育ててきたが、今年も枝の発育不良で、果実の品質不十分で、うちの土地では不適品種と判断せざるをえない。

ボーンホルムズダイヤモンドもまた木の発育が不十分。

不調品種が多い。

 

 ロンドボルドーは木が伸び過ぎるが、ダルマティーも枝が伸びすぎて結実不良を起こしている。

蓬莱柿は樹勢強いわりには結実良好であることから、バナーネは晩秋には果実が残ってないので、蓬莱柿の木は維持することにしている。

 

とりあえず、8月ロンドボルドー、9月バナーネ、10月蓬莱柿という組み合わせでいく予定。

イチジクの新規導入の模索はつづいているが、木が発育不良を起こして伸び悩んでしまうものが多く、もしくは木が伸び過ぎて結実不良を起こすものも多すぎ。

桝井ドーフィンが寒くて植えられない土地では、こんなにも苦戦するとは予想してなかったが、バナーネを丁寧に育てることでなんとか代用に役立ちそうではある。

 

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追記つれづれ

 

 キウイやスモモの接ぎ木は、比較的容易であった。

その経験からいうと、ブルーべリーの接ぎ木は難しい方だといわざるをえない。

木の成長がわるく、継いだ部分のかぶり具合も悪くて、そこから折れたり外れたりもしやすい。

初めての接ぎ木が、ブルーべリーというのはよくないな・・オレそうだったけど。

 

キウイは赤芯系で、面倒な追熟作業が減らせて、栽培がだいぶ楽。

スモモは、メスレーを接いで、木が大きく育ち過ぎてこんがらがって結実不良を起こしたので、2018年初めに大きく切り詰め(台切り)したので、収穫はなかったが、木の更新はできた。

 

ブルーべリーの枝がこんがらがると、その枝からの再成長は悪く、つまり、台きりすると(主幹更新すると)、ブルーべリーは効果が大変大きい。

よく伸びる。

が、ときどき、切り詰めた幹から芽が発芽せずにそのまま枯死してしまうものがあったので(冬の凍害か?)、台切りは、あんまり根元まで切り詰めるのはよくない。