IB肥料が届いた。

ブルーべリーも葉っぱが青々とした時期、鉢増しやるときに、土を落として根っこむき出しの状態で、硫安が多めに入った用土だけで根を包んで、このあと鉢に入れて水をかけて一気に吸わせると!、これが危険!。

このあと数日かけて、葉っぱから白い粉を噴いて、ジワジワと枯れることがある!。

 

 苗が助からない。

肥料焼けさ!

そんな失敗の反省のもとに、IB化成はあるといってもいい。

失敗の経験がなければ、わからないじゃないか!。

 

 

 ブルーべリーは、アンモニア態チッソを与えるというのが定番の情報だ。

硫安の「安」の字は、アンモニアのアンのことだ。

硫安の「硫」は、硫黄のイのことだがな。

 

 高度化成は成分が濃いために、硝酸態チッソが加わっていることが多い。

アンモニア態チッソと硝酸態チッソでは、ブルーべリーではアンモニア態チッソが良いとされているし、チッソでいうならば尿素というものもあるがこれはブルーべリーには使われない。

どれが良くてどれが駄目か?という問題があった。

 

 だが!、IB肥料はかなり変わった成分の「特別な尿素」が使われている。

 

 10:10:10だけど、チッソは、イソブチルアルデヒド縮合尿素、というすごく変わったものが使われている。

それがどう成分が変化していって、ブルーべリーに吸収されていくか、ということは省略しとく。

よくわからんから。

 

 硫安というものは、急激な肥料焼けをやってしまって、苗木が枯れちまうことがある。

やってしまうと助からない。

大打撃に懲りたので、IBというこんな高価な肥料を買うことにしたわけ。

(ひょっとして、IBはイソブチルの略か?)

以前は、皮膜コーティング肥料も買っていたよ。

ちょっとずつ溶け出すタイプのもの。

 

 現在の世間では、ブルーべリーにはIB化成が実績を上げているそうなので、その情報にオレも乗ることにしたわけだ。

ホームセンターのブルーべリーのポット苗に白い粒が乗っかっているのを見たことがある。

乗らば大樹の影、大勢になびくのは大事なことだよ。

 

 オレみたいにはみ出しているとな、何かと痛い目に遭っちまう・・。

農業の分野では、理由や根拠はわからなくても、○○には○○する、という結果論だけの情報、というのがよくあるんだから。

それを異議を唱えてオレはこうだ!、こうすべきだ!、と主張して独自路線でやると、失敗という形で痛い目に遭わされるってことさ。

根拠や理由は、よくよくわかることになるが。

 

 さて、IB肥料をやる量だが、ピートモスなどの用土に1リットルあたり硫安1グラムという計算を以前したのだが、それはチッソ20%だ。

今回のIB肥料は10%だから、用土に1リットルあたりIB肥料2グラム分の粒を与えればいい、ということになる。

もし多すぎてもブルーべリーの葉っぱから白い粉を吹こうが大丈夫らしい。

 

 硫黄の粉も買ったが、「用土100Lに対し硫黄末100g使用 ※PH1に対し100g」

だそうだから、ピートモスなどの用土に1リットルあたり硫黄1グラムでいいようだ。