いいね!履歴で、杉皮樹皮の堆肥だのブルーべリー用土の肥料成分が、なぜか高い人気なんだが・・・。

オレが言うのもナンであるが、なんで?。

ともあれ、補足用の追加情報を入れておこう。

 

 ブルーべリー肥料の落とし穴といっても、物理的に足を突っ込むわけじゃない。

ちょっとした情報の欠如や不足が大ダメージを与えるからさ。

知っていれば防げる話なわけで、失敗したから知っているわけだが(オレが)。

 

ブルーべリーの用土は、表面に緑色の藻が生えるようだと、よく伸びる。

 

 藻って、水の中に発生する植物プランクトンのことを主に指すが、土の表面にも生える?ことがある。

湿気も養分も充分で、しっとりと湿っている土にな、その表面が緑色がかってくる。

そういう用土は、ブルーべリーの小苗がよく育ったな。

 

 ピートモスが半分以上にしたもの、ピートモスが主成分にしたもので化学肥料を混ぜたものには、藻が生え易い。

オレが作るブルーベリー用土(オガクズとピートが50:50)は、緑色の藻が生えないことが多い。

だから、理想はもう少しピートの割合が高い方がいいんじゃないかと思うわけ。

 

 ピートの割合をもっと増やせば、藻も付くしっとり用土が作れるわけだが、あいにく、タイヤの中にそういうピート主体の用土を敷き詰めると、鉢植えとは違ってな、通気性が悪くなってドブ臭くなって、根も伸びないことがある。

休耕田の土地だから、雨天が続くと湿気も多過ぎる!。

硫安には硫黄も含まれているから、まさにンコみたいな臭いになってしまう。

 

 鉢なら底面にも空気の酸素が触れるから、通気性の心配はずっと少ない。

けど、タイヤの中はずっと体積が大きいし、中央の底は通気性がない。

というわけで、仕方なく、オガクズを多めの割合にして、通気性良くして、やや乾き易い用土に仕上げている。

 

 経験からいって、ピートモスが50%未満になると、ブルーべリーは発育不良を起こしてしまう。

杉皮を使えばピートモス50%以下でもいいだろうが、オレが使っているのは、杉皮が入手できないこともあって、単品ではろくに根を張らないオガクズだからな・・・。

 

 要するに、オレが作るブルーベリー用土(オガクズとピートが50:50)は、もう少しピートモスの割合を増やすことが望ましいわけだ。

 

ピートモスが主体の用土は、挿し木用に作ることがある

 

 肥料も水で流れ易い硫安でなく、できればコーティングされた肥料を使うことが望ましい。

水をじゃぶじゃぶかけると、硫安は溶けて流れてしまうので。

園芸用で手軽なのはマグアンプKだ。

マグアンプKだと、N-P-K-Mg=6-40-6-15 であるから、チッソは6%・・・ということは、

ブルーべリー用土1リットルに硫安1グラムじゃなくて、マグアンプKなら3.3グラム必要ということになる。

 

 50リットルのブルーべリー用土を作れば、ざっとマグアンプK150グラムで、1合カップすりきりの量をやればいいことになるわな。

マグアンプKは値段が高いんだが。

 

 そんなにやっていいのか!

という気分になってしまってオレはつい少なめに与えてしまうから、水分不足に肥料不足まで加わって、オレのブルーべリー苗の伸びが悪いのだろうな。

 

 中流品の用土までしか作れないオレであるが、上中下でいえば、下や不可の用土というのはある。

関東の黒土は、ブルーべリーには中の下といったところだろうか。

ラビットアイなら育つが、サッカーを引き抜いてきて、そのまま黒土に植えると、育ちが悪い。

 

 ホームベルがピート無しでもよく育っているよ!、という反論もあろう。

そういう買ってきた苗木にはな、鉢土にピートモスが含まれているから、しばらくはその用土のおかげで育つことができるんだ。

特にハイブッシュの根は、ピートモスの中「だけしか」伸びない。

周囲の土中には全然根が伸びていかない有り様(杉皮は数少ない例外。)

 

 地中にピートモスが残っている間は、それに頼って生きて伸びるので、畑の土で育っているように錯覚をおこしやすい・・・。

土壌適応性がある品種だ、と判断したりしてね。

誤認だっつーの!。
これを実際に知るには、人生取り返しのつかない長い年月を喪失・・そのことはオレはあまり言いたくない。