さて、今回は春の終わりに散る桜を求めての旅です。

 

琵琶湖の東側を走るJR琵琶湖線に揺られて彦根駅を目指します。琵琶湖線は国鉄の頃は確か湖東線と呼ばれていたように思います。なんてことを書いたら年がバレますね😅

 

列車内では乗客の女子高生の○○○ちゃん(ジャージに名前が縫い取られてましたwストーカーかよ🤣)が座席で手慣れたメイクをしているのを後学のために眺めておりました😆 そのままでも充分綺麗なのにメイクをしたいお年頃なんでしょうか、マスカラをこれでもかこれでもかと塗り重ねてからのビューラーでクイックイッ、そしてまたマスカラ塗り塗り、からのぉ、細めビューラーに持ち替えてクイックイッ。ふむふむ、なるほどなるほど、そこまでするとオメメパッチリちゃんに成れるのですね。今度やってみようっと😊 仕上げは高そうな口紅を塗り塗りで完成と同時に彦根駅に到着。時間配分ヨシッ!

 

駅からは賑やかな通学の生徒たちに混じって、駅前お城通りを城へ向かいます。朝から楽しそうな若者を見ていると、遠い昔のアオハル時代が思い出されましたね😊

 

 

市役所の辺りは古地図によると餌指町、鷹匠町となっていますから鷹狩に関係する職人の町だったのでしょうね。そこを過ぎると外濠ですが、今ではほとんどが埋められています。一部が水路や空き地、空堀として遺っているようです。護国神社前の空堀を過ぎると水のある中濠が見えて来ました。

 

 

佐和口多聞櫓へ向かう中濠沿いは江戸時代「松の下」と呼ばれた藩主の通り道で、積もった雪で判り難くなる濠と道の境を示すために植えたと謂われています。かっては土佐松が47本あったことから、いろは歌に擬えて「いろは松」と呼ばれています。

 

 

 

赤備えの飛び出し坊や(自称w井伊直孝公?)が、城への橋の袂で迎えてくれます。

 

表門券売所で彦根城・玄宮園・博物館セット券をゲットして、入場すると階段がお出迎え。長い階段の登り口には杖が置いてありましたが、さすがに使うのはまだ早い(プライドだけは高いw)かと、自分の脚を頼りに登りましたが、キツかったですwww 軍曹殿はスイスイスイ〜と登ってました😄

 

 

 

階段の先に現れたのが大堀切と廊下橋、そして天秤櫓です。鐘の丸と太鼓丸を繋ぐ廊下橋は、敵が攻め入ってきた際には橋を落として籠城するようになっていたとか。しかし、ここまで攻め入られたらほぼ落城でしょうよ😅

 

天秤櫓は左右で石垣の積み方が違うんてすね。

 

 

天秤櫓の右側の石垣は築城当時のもの。

 

 

 

左側が幕末の修理で積み替えられた石垣。実際に見てみると左右で違うのがハッキリとわかりますよ。

 

 

 

太鼓門と続櫓前。

 

 

 

時報鐘は江戸時代から城下へ時を報せるために朝の6時から夕方の6時まで3時間おきに鳴らされていたそうです。通りがかった時に9時の鐘撞きが始まったので動画を撮影。その動画をアップしようとしたのですが、鐘の音が著作権侵害?らしく貼り付けられませんでした🤔

 

 

 

太鼓門を潜るといよいよ本丸です。天守も見えてきました。

 

 

 

どジャアア〜〜ン!金亀城こんきじょうとも呼ばれる国宝 彦根城。天守は大津城から移築されたもので、4重を3重に縮小してあるそうです。小振りに見えるのはそのせいなんですかね。

 

 

 

落ちそうなくらいの急勾配階段を上って、天守から彦根の市街を見下ろします。

 

 

 

太鼓門続櫓の格子窓(連子窓)から見る桜。

 

 

 

西の丸三重櫓からの眺め。

 

 

 

西の丸三重櫓は筆頭家老木俣家の勤務場所になっていました。

 

 

 

天守と附櫓と多聞櫓。多聞櫓は見切れてます💦

 

 

 

井戸曲輪から下り、内濠沿いに歩き黒御門跡を過ぎて山崎曲輪へ向かいます。

 

 

 

山崎曲輪までの道程は人がいなくて、すれ違ったのは地元?の高齢の方たった一人でした。曲輪にも桜が沢山あり、ちょっと穴場な感じでしたね。山崎曲輪にも三重櫓があったそうで、その櫓門であった山崎御門跡が遺っています。かって山崎御門からは武家屋敷や弘道館のある内曲輪へ橋がかかっていたようです。

 

 

 

山崎曲輪をあとにして米蔵跡の梅林方面へ向かいます。観音台の辺りは鷺など水鳥のサンクチュアリになっているようで、営巣しているのが確認できます。激しい鳴き声に釣られて巣を確認するために近寄ると、糞の爆撃を受けますよ😅 鳴き声で威嚇され、糞を落とされるのを避けるため濠側の石垣の上を歩きました。

 

 

 

米蔵跡の梅林を抜けて大手門跡から大手山道を上り、天秤櫓と廊下橋の下を通って表御殿跡へ戻り、そのまま彦根城博物館へ。

 

博物館は見応えのある展示が多く、復元された表御殿も見学できます。

 

遅めのお昼ご飯は金亀児童公園に設置された特設テントの「彦根にぎわい市」で鯖ずし、鱒ずし、鮒ずしを買ってベンチでいただきました。鮒ずし初体験でしたが、酸味が美味しくてハマりますね。

 

 

昼食後は玄宮園へ向かいます。

 

 

玄宮園からの彦根城。さすが名勝、良い庭園ですね。

 

 

 

玄宮園からの中濠と桜。お城の近くに住むのも良いものなんだろうなあ。

 

 

 

楽々園の御書院玄関。時代劇でこんな玄関がよく出てきますよね。

 

この後、足早に重要文化財の馬屋を見て埋木舎に寄ってから夕食へ向かいました。

 

 

近江鉄道の彦根駅からガチャコン電車に揺られ、八日市駅を経て新八日市駅で下車します。ローカル線は風情があっていいですね。

 

 

駅舎は大正時代に建てられたレトロチックな物ですが、切符販売の窓口と改札口、待合室くらいしか利用されておらず、2階と1階の一部は使用されていない感じでした。

 

 

 

古ぼけた駅名の看板。

 

 

 

遺しているというより、解体新設費がないから使っているといった感じでしょうか?

 

 

 

蔦に覆われているのも味わい深いですね。

 

 

 

駅前商店の壁にあった懐かしい看板。日本の夏ですね。

 

 

少し線路沿いを歩いて踏切を渡り、御代参街道(江戸時代に整備された脇街道)を南へ進むと煙突が見えてきました。

 

 

旧マルハチ醤油醸造所です。

 

 

 

現在はNPO法人の経営するレストランになってるみたいですね。

 

で、その向かいにあるのが目的地「すき焼き にしむら」さんです。近江牛の中でも出産していない姫牛のみを提供されています。完全個室でいただくことができます。

 

個室に案内され、肉とあしらいがやって来ると玉子を割って待ちます。にしむらさんの玉子は黄身が2つの2黄卵を使っています。必ず2つの黄身ってことでもないらしいのですが、ほとんど2つだそうですよ。

 

 

 

奮発して🥰上特選の大盛りを予約していました。

 

 

 

女将さんが焼いてくれるのをじっと待ちます。長ネギを鍋に敷き詰めてから肉をのせて、砂糖と醤油をかけ回すスタイルです。

 

 

 

出来上がったところは食べるのに夢中で撮り忘れました😅が、シンプルな味付けが肉の旨味をよく引き出して、とても美味しかったです。また絶対に再訪したいと思いました。

 

 

今回の彦根城一周の桜を眺める旅はここまでです。次の機会には城下町も歩いてみたいですね。

 

 

さあて、次の旅はどこへ行きましょうか?