手術①の続きです。

 

 執刀してくれた T先生が、マスクを外して「良かったね、ひとまず大丈夫」と言ってくれて、

 (先生、ヒゲめっちゃ伸びてるやん!何時間オペしてたんかな、お疲れ様です~)と思いながら、ベッドごと移動し、初めにいた救急処置室に。

 最初に対応してくれた先生がいて、「くも膜下出血だったね。星野源もなったやつだよ~」と話しかけてくれて、「 T先生がついてるから、大丈夫ですよ!」と言ってました。

 病室に向かう時に、廊下で母親と、大阪から駆けつけてくれた夫がいて

(夫は単身赴任状態なのです)

「おーい!生きてるよー」と私が言うと、

「手術直後なのに、ハッキリしゃべってる!」とビックリされました。

すぐにエレベーターに乗せられて病室に上がったので、一目しか会えなかったけど、とりあえず生存確認はしてもらえた。

 

 病室はナースステーション前の個室で、ICUとかではなかったですが、胸には3種のモニター装置がぺったり、腕には点滴2ルート、腕は1時間ごとに締め付けて血圧を測るものが巻かれていて、口には酸素マスク。

 酸素マスクが、中に水滴がついて顔に降ってくるのが不快だったので、後で

鼻につけるタイプに変えてもらった。

 

あと、寒気がすごくて、電気毛布を掛けてもらう。

熱が出てきて、測ってもらうと40℃近くあるので体がしんどいです。

 

手術して治った!と思いきや、ものすごく頭が痛いいー

移動したときの揺れでまたまた吐き気が…。もう胃液しか出ませんが、素早く袋を用意してもらって汚さなくて済みました。いつ吐くかわからないので、予備の袋をもらって枕元に置いておきました。

 

 時計もスマホもなくて時間がわからない。

たぶん、夜勤の看護師さんだったと思うので、18時は過ぎていたと思います。

 看護師さんが、「これが、すごく大事な点滴です」と言って点滴を追加。

(くも膜下出血術後の脳攣縮(スパズム)を防ぐ、新しい薬が入っている、と後から知りました。)

この日担当してくれたT内さん、すごく可愛くて優しくて、リアル白衣の天使!  と思いました。いろいろ話してくれて、実は家がご近所で、子どもは同じ学校という事もわかり、話していると頭痛も紛れるかな…ない。やっぱり痛い!ので、痛み止めを点滴に入れてもらい、少し眠る。

 何時かわからないけど、痛み止めが切れると目が覚める、の繰り返しで、朝を迎えたと、思います。

 次に続きます。