全身麻酔体験感想文的な? ACL、前十字靱帯断裂 再建手術体験談。 | はむかるびの日常

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時々シリアスな記事もあるかもしれませんね。

どうも、はむかるびです。
私は8月にACL,前十時靭帯断裂ということで再建手術を行いました。
検索ワードに「全身麻酔 体験」みたいなものがあり、案外知りたい人多いんだなぁと感じたので書いていきたいと思います。

自分はサッカーをしており、その時に相手のボールを取ろうとジャンプしながらタックルをしました。
そうしたら、着地に失敗したのかどうかは忘れましたが、崩れ倒れました。
倒れた時に「バキバキッ」という激しい音がして、「やべっ、骨折れた?」と思いましたが、骨は折れていませんでした。
その後立ち上がれないほどの激痛が起こり、しばらく悶えていました。

その後、マネージャーさんが氷を持ってきてくれたのでそれで冷やしていました。
そして、痛みは引いてきたので立ち上がろうとしました。
でも、立ち上がっても歩き出そうとすると右膝が「ガクッ」と崩れてまともに歩けないのです。
「これは……捻挫?」と思いながらもそのまま練習が終了し、そのまま車に乗って帰りました。(移動はケンケンで)
そして、家までケンケンして帰りました。
その後、どうにも痛みと腫れが引かなかったので近場のとある整形外科へ行きました。
そうすると診断は「前十時靭帯損傷」でした。
損傷という診断だったので、サポーターを買わされ、湿布を処方されました。
まぁお医者様ですので、その診断を信じるしかなく、しばらく過ごしていました。

しかし、腫れが酷く、歩行が困難になってしまったので、違うところの優秀な先生、須川整形外科へ行きました。
そうすると1分そこらで
「前十字が切れてますね、こりゃ」
と言われ、注射をプスッと指して血だまりを抜いてくれました。
「断裂すると大量出血するんですよ、これでかなり歩きやすくなったんじゃないですか?」
実際めちゃくちゃ歩きやすくなりました。でもまぁガクッっとなったのが怖くて上手く歩けませんでしたが。
その後、とある整形外科で損傷と診断されたというと
「ハハハ、○○整形外科かぁ」
と言われ笑っていました。まぁ断裂と損傷を間違えるわけですからそりゃ笑いますよ。
その後、大きな病院へ入院することが決定。
日程を決めて帰宅。
そして手術日前日に入院しました。
前日から断食断水。これは全身麻酔をかけた時に食べ物などが逆流して詰まらせないためです。
そして麻酔の専門医がやってきてタバコやお酒などいろいろ聞かれました。

で、手術当日。
手術室まで自分で歩いて行きます。
前十字が断裂していてもサポーターをつけていれば日常生活を普通に過ごすのに支障はありません。
ですが、自分はまだ若かった上、運動したかったので手術を選びました。(入院費、手術費含め40万かかりました。高額医療費の申請をお忘れなく)
手術台まで本当に自分で歩いて行きます。
そしてめちゃくちゃ寒い手術室へ入ります。
靴を脱いで台へ寝ます。
そうすると看護師が色々なものをつけていきます。
心電図やメスなどの用具、いろいろなものを用意していきます。
手にも脚にも色々なものが付けられました。
そして、上から医師が話しかけてきました。
「手術するのは右足の膝、前十時靭帯断裂、ACLで問題ありませんか?」
という同意を求められます。医療ミスをなくすためです。
もちろん同意して世間話が始まりました。
どういったサッカーが好きなのかなんのか。
まぁ多分気分的にも落ち着かせるため、緊張を解すための医師の計らいだったのでしょう。
そして、口にマスクが当てられます。
そうして深く2.3回ぐらい息をすると、ツーンとした麻酔の臭いがします。
そういった臭いを感じとった瞬間、意識が落ちます。
本当、どんな人でもすぐに落ちます。意識ありません。起きていようとしても落ちます。

そして目が覚めたら移動中でした。
心電図のピッピッという音しかしませんでした。
そして看護師の人が
「何か気持ち悪いとかあります?」
とか移動しながら言われて、私は
「めちゃくちゃ寒いです」
と答えました。
そうすると毛布を持ってきてくれてかぶせてくれました。
頭はボーとしていてはっきりしていませんでした。
体が重いと思います。
そして、手術完了患者が麻酔から覚めるまで待機場所みたいなところへおかれます。
その間に私も意識が回復してきました。
周りを見ると私と同じように手術を終えた人達が2名ほどいました。二人とも老人だったと思います。

まぁそうして無事手術が終わりました。
手術終了日は痛くありません。麻酔が効いていますから。
二日目もまだ大丈夫です。
でも三日目になるとめちゃくちゃ痛くなります。麻酔が切れてくるのです。
入院中も薬が処方されて、鎮痛剤を飲みますが全然効きません。
後は背中に刺さっている針から患者自身が麻酔を入れることができるボタンぐらいです。(入れたら看護師に報告)
しかも三日目からリハビリが始まるんです。
前十時靭帯、ACLというのはリハビリが必要になる再建手術です。
約6か月ぐらいリハビリをしないといけません。
まぁ言うなれば全治6か月以上の怪我という事です。最長9か月かかります。まぁリハビリをしっかりしていれば6か月程度で終わります。
三日目は勝手に曲げ伸ばしをする機械を取り付けられます。
寝てれば勝手にリハビリを行います。でもまぁ三日目は本当に痛いです。痛い痛い。私は涙が出ました。
男なのでこういった痛みに慣れてないからです。
でまぁ2週間で退院。
腫れは引かなかったので自宅でずっと冷やしていました。
その後通院が始まります。
1週間2回程度リハビリをしなければなりません。9月に手術をしましたが未だにリハビリはやってます。5月まで続きそうです。
ACLっていうのは手術後のリハビリが一番重要です。
リハビリに力を入れれば再断裂というのはありません。ご安心を。
とにかくリハビリを真剣にやってください。真剣にやらなければ後で泣くのは自分です。他人ではありません。
また40万という高額な医療費を払わなければなりません。
日本で40万なのです。アメリカだったら軽く4000万は超えます。
それぐらい日本は高福祉なのです。
日本で本当に良かった……。

とまぁこんな感じです。
体験談ということで参考にしてください。
ではでは。