これまでに1万人を超える学者および2万人を超える市民が、安保法案に抗議する声明を発表しました。
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安保法案に反対する学者の会のウェブサイト
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7月20日、100人の学者による記者会見が開かれ、ノーベル物理学賞受賞者の益川京大名誉教授や上野千鶴子東大名誉教授が発言しました。
記者会見の様子:
『手遅れにならないうちに、私たちは行動を起こさなくてはいけない。』
上野さんの発言は、今の日本の危機的状況を的確に表しています。(動画12:04~)
概要:
- 世界でもっとも民主的と言われたドイツ・ワイマール共和国が多数決によってナチスドイツを生んだこと。
- 「ナチに学んで静かにやってはどうか」とは、現副総理の麻生の発言であること。
- なぜナチを止めることができなかったかという戦後の問いに対して、牧師のマルティン・ニーメラーは、次のように答えた。
「ナチスが共産主義者を攻撃したとき、自分はすこし不安であったが、とにかく自分は共産主義者でなかった。だからなにも行動にでなかった。
次にナチスは社会主義者を攻撃した。自分はさらに不安を感じたが、社会主義者でなかったから何も行動にでなかった。
それからナチスは学校、新聞、ユダヤ人等をどんどん攻撃し、自分はそのたびにいつも不安を感じましたが、それでもなお行動にでることはなかった。
それからナチスは教会を攻撃した。自分は牧師であった。だからたって行動にでたが、そのときはすでにおそかった。」
今、日本の事態はどこまで来たか。
今、学校とメディアが攻撃されている。
今、大学の教育現場で、君が代・日の丸を強制しようという動きが出てきている。
今、大学の教育現場で、考える人を創る人文系の学部を無くそうとする動きが出てきている。
こういう動きに対して、私たちは、手遅れになる前に、立ち上がらなければならない。
新国立競技場は、市民の声によって、白紙に戻った。
『言えば、通る。
怒りは、表現すれば、伝わる。
ちゃんと廃案に追い込めるということを、私たちは学んだ。
新国立競技場よりもっと深刻な、国の運命に関わる安保法案にとっても、できないことはない。
今が、正念場。手遅れになる前に、普段は政治的行動をしない研究者が集った。』
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千葉真国際キリスト教大学特任教授(政治学)の発言によると、これから自民党の支持率を20%台以下に低下させて、自民党や公明党内での反対者を多数生み出すこと、両党の次期の国政選挙への恐れを生み出すことがネックだそうです(動画21:21より)。もし廃案にならないと、現政権がますます図に乗って、やりたい放題してしまう恐れがあります。
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さあ、みなさん。
まだ諦めてはなりません。
戦いは、まだ始まったばかりです。
弱小市民の底力を、安倍をはじめとする、思い上がっている自民・公明の政治家や官僚に見せつけてやりましょう!!!
政治家が好き勝手するために国家があるのではなく、市民を守るために、市民のために国家があり、政治家は市民の声を代弁する役割であることを、大きい声で主張しましょう!
みんなで力を合わせれば、できるはずです!!!