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はんぐるぐるぐるのブログ

橋の上に寝っ転がって、水が流れるのを眺めてみよう。それか、跳ねてみよう。それか、赤い長靴を履いて、泥の中を歩いてみよう。それとも、丸くなって、雨が屋根に落ちる音に聞き入ろう。人生を楽しむことは、とてもかんたんなんだ。(トーヴェ・ヤンソン、「ムーミン」より)

自由と平和のための京大の有志が戦争法案に対して緊急シンポジウムを開き、抗議声明を発表しました。

朝日の記事

自由と平和のための京大有志の会のウェブサイト

以下、声明を引用させていただきます。


戦争は、防衛を名目に始まる。


戦争は、兵器産業に富をもたらす。


戦争は、すぐに制御が効かなくなる。

 


戦争は、始めるよりも終えるほうが難しい。


戦争は、兵士だけでなく、老人や子どもにも災いをもたらす。


戦争は、人々の四肢だけでなく、心の中にも深い傷を負わせる。

 


精神は、操作の対象物ではない。


生命は、誰かの持ち駒ではない。

 


海は、基地に押しつぶされてはならない。


空は、戦闘機の爆音に消されてはならない。

 


血を流すことを貢献と考える普通の国よりは、


知を生み出すことを誇る特殊な国に生きたい。

 


学問は、戦争の武器ではない。


学問は、商売の道具ではない。


学問は、権力の下僕ではない。

 


生きる場所と考える自由を守り、創るために、


私たちはまず、思い上がった権力にくさびを打ちこまなくてはならない。




いろんな人々が声を上げることは、素晴らしいことです。

それと同時に、今日本で安倍政権のもとで起きていることに、「我関せず」と言える人など、一人もいないのではないでしょうか。見て見ぬふりは、好き勝手している権力者に加担することになるので、「中立」などという立場はあり得ません。

自由は、当たり前のことではありません。
権力は、常に見張りコントロールないと、腐敗・暴走してしまいます。
今の安倍政権がそうです。
「だから何?」では済まされません。
一人一人の生活の基盤が脅かされようとしています。
自由とは、自分の意見を公に述べられること(ヘイトスピーチは当然その自由に含まれない)。
自由とは、自分の良心に従うことができること。
自由とは、戦争に反対できること。
自由とは、政権を批判できること。
自由とは、メディアが検閲なしに、政権や国家に関する情報を公開し、批判できること。
自由とは、政治や時事について、検閲無く情報を入手できること。
自由とは、政治や時事について、オープンに議論できること。
自由とは、日の丸・君が代を否定できること。
自由とは、天皇制を批判できること。
自由とは、史実や戦争責任について公に話せること。
自由とは、戦争のない社会に生きること。
自由とは、軍隊のない社会に生きること。

そして、自由は、責任と切っては切り離せない関係にあります。
自由を守る責任と、自由を行使する際の責任です。



戦争法案も、ひとつの法律です。たとえ与党のごり押しによって成立してしまっても、民意が議会における多数・政権を奪回して、廃止すれば良いのです。

でも、まずは、阻止を試みなくてはなりませんね。諦めずに声を上げるのみです。