JIS B 1083ねじの締付け通則(基本の「き」)

aをトルクのばらつき
bを摩擦係数のばらつきとすると
締付け係数Q≒1+a / 1-a・1+b / 1-b

同条件でねじを締めた時の軸力の
最大値をFmax
最小値をFminとすると

軸力のばらつきは
QFmax / Fmin

締付けトルクの平均値をTmとすると
最大値Tmax最小値Tmin
トルクのばらつきaにより
TmaxTmaTm
TminTmaTm
aTmaxTmin / 2Tm

摩擦係数の平均値をμmとすると
摩擦係数の最大値μmax最小値μmin
摩擦係数のばらつきbにより
μmaxμmm
μminμmm
bμmaxμmin / 2μm


トルク法

トルクレンチを使用すると
締付け係数Q=1.4~3


回転角法


弾性回転角法

スナッグトルクで締付け
(ネジと座面を密着させるのに必要なトルク)
弾性域内の所定の回転角まで回します

締付け係数Q=1.5~3


塑性回転角法

エンジンのシリンダ-ヘッドの組み立て等は
降伏点を基点とする
塑性回転角法が良く使われます

降伏点とは材料を常温で引っ張る場合
応力が比例限度を超えてある一点に達すると
急に応力がそれより少し低下し
応力がほぼ一定のまま
しばらくの間歪みだけが増加します

短所:ネジが塑性伸びを起こしている為
   一度外すと再使用不可能となります
長所:弾性締付け時に比べネジに大荷重を掛けられます
   締付け係数が低く安定した軸力管理を行えます

塑性回転角法で降伏締付け時の締付け係数Q=1.2


いつも弾性回転角法でチュ-ニングしています