お麩を使ったオリジナルハンバーグ365選
こちらのカテゴリー「オリジナルハンバーグ365選」では、新作ハンバーグや開発段階のハンバーグなどを紹介しています。
1年365日、毎日違う種類のハンバーグを食べることが出来たら、そんな幸せなことはないですよね。
そんな夢のような話を現実のものにするために、日々新作を考えているうちに365種類のハンバーグメニューが出来上がりました。
その後もゆっくりとしたペースではありますが、新作ハンバーグメニューの投稿を続けています。
ここで紹介しているものは完成品だけではなく、まだ開発段階のメニューも含まれます。今まで紹介した中には評価が分かれたものもありますし、当店の人気メニューにまでなったメニューもあります。
第476品目
「新・渋沢ハンバーグ丼~論語と算盤~ 」
【新メニュー開発秘話】渋沢栄一、フランス、そしてデミグラス。日本の食文化を大きく変えた歴史ロマンを「クリーミーデミグラスソース」に込めて

こんにちは。
ハンバーグ研究家の榎本です。
新しく登場した『新・渋沢ハンバーグ丼 〜論語と算盤〜』。
今回のメニュー開発において、私が「算盤(=西洋の革新)」の象徴として絶対に譲れなかったのが、特製の「クリーミーデミグラスソース」です。
「なぜ、渋沢栄一でデミグラスソースなのか?」
実は、栄一翁とフランス、そして近代フランス料理(洋食文化)の間には、日本の歴史を動かした非常に深い繋がりがあります。
慶応3年(1867年)、パリ万博への派遣を機にフランスへと渡った栄一翁は、現地で先進的な経済システムだけでなく、美しく豊かな「食文化」にも深い感銘を受けました。
帰国後、日本の近代化には国際的な外交の舞台が必要だと確信した彼は、自ら出資・主導して、日本における本格フレンチの最高峰となる「築地精養軒」や「帝国ホテル」を設立するのです。
当時、精養軒などが日本で初めて本格的に取り入れたのが、「近代フランス料理の父」と呼ばれるエスコフィエの料理システムであり、そのベースとなるのが、肉と野菜の旨味を極限まで煮詰める「デミグラス(フランス料理の本格ソース)」の技法でした。
つまり、日本のデミグラスソースや洋食文化の歴史は、渋沢栄一翁がフランスから持ち帰った情熱から始まったと言っても過言ではありません。
当店では、この歴史的繋がりに深い敬意を込め、王道のデミグラスに生クリームのコクを調和させた「クリーミーデミグラスソース」を開発しました。
じっくり焼き上げたパティから溢れ出る肉汁と混ざり合うことで、まさに栄一翁が夢見た“和洋折衷のロマン”が口いっぱいに広がります。
丼を彩る他の食材たちも、彼の生涯を物語るものばかりです。
世界へ飛び出した記憶「カレーポテトサラダ」
渡仏中の船旅の途中、寄港地で初めてカレーに出会い、日記『航西日記』に「カレイ」として日本で最初期に文字に書き残したという逸話にオマージュを捧げました。スパイシーなアクセントが、デミグラスのコクにさらなる立体感を与えます。
生涯愛した故郷の味「揚げ茄子」
どれほど華やかなフランス料理の晩餐会を重ねても、栄一翁が「これが一番旨い」と晩年まで愛し続けたのが地元の茄子でした。
思想の象徴「揚げごぼう」
高く盛り付けられたザクザクのごぼうは、彼の経営哲学『論語と算盤』の「算盤の竹ひご」をイメージしています。
ただのハンバーグ丼ではなく、栄一翁がフランスで受けた衝撃、そして彼が拓いた日本の洋食文化への歴史を紐解く一皿です。
北区・西ヶ原の地から、時空を超えた美食の調和をぜひ体験しにきてください。店内で皆様のご来店を心よりお待ちしております。

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