余命1日の宣告
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この本を書かせて頂くなどと予想もしていなかった入院生活時
植物人間状態から意識を取り戻した際に医師からは
「これから死ぬまで寝たきりの可能性が非常に高い事は理解しておいて下さい。」
と自分の目の前で両親に告げられていました。
当時は一命は取り留めたものの75%の人が亡くなっていく生存率4分の1の集中治療室で
息をする事さえも人工呼吸器による機械的な動作で自らの力では行なえない状態でした。
食べ物も鼻から胃までノズルを入れられて栄養を摂取しトイレも行けません。
誰がどう見ても自分で考えてみても絶望的な人生の状況下で
何故?自分だけがこんな目に遭わないといけないのだろうと
毎日行われる処置の痛みで気絶を繰り返し病院のベッドの上で泣いていました。
己の過去を呪って悔いて嘲笑してやっと辿り着いた答えが
どんな事をしても過去を変える事は誰にも不可能なのは間違いないので
今この時にどうするかだけが人生にとって最優先の最重要なものだと気付いたのです。
過去は変えられなくとも未来は変えられると言う言葉があります。
その未来を変えるためには全ては今なにを考えて行動をするべきかという事です。
例え病院のベッドの上で医師から生涯寝たきりだと言われようとも
生きていたい未来をこの絶望の人生から変えたいと心の底から思いました。
現在を生きているのだから、これからの人生を変えられる事が出来るのは
今なにをするべきかに全てがかかっているのは真実です。
後にリハビリ結果、濱安高信 握力 4キロという
リハビリを初める前の指を何とか動かせる状態でこの寝たきりの時に
未来を変えるために生きて今なにをするかと言う決意を決めました。
声を人工呼吸器で喉が塞がれ発せられない自分は文字と呼ぶことの出来ないような
ミミズの這ったような字を筆談の形で初めて気持ちを表現しました。
「車椅子に乗りたい」
これが今をこうして書かせて頂ける未来を変えた第1歩です。
ディターミネイション→断固たる決意
によって今の自分を形成する原点の思考をこの時、書き表しました。
この時の決断が無ければ動くことも殆ど出来ない絶望の人生を送り続けていたと思いますし
人生を変えた決断であったと確信しています。
自分は600人分の会ったことも無い皆様の輸血によって助けて頂き今を生きさせて頂いています。
もし、この文章を読んで下さり絶望時の自分の様な状態でなく呼吸も自力で出来て
手や足が動かせる状況などでいらっしゃるのならば未来を変えるために
どうか今、思考と行動を起こして頂けるきっかけに成れたら
皆様から助けて頂いた自分はこの上なく幸せです。
皆様から助けて頂き今を生きさせて頂けて本当に本当に感謝致します。
濱安高信
P.S
写真は当時、寝たきりで言葉が出せない状況の中で筆談によって初めて書いた
「車椅子に乗りたい」
と言う決意を表した時の実際の写真です。
余命1日の宣告の本の中には記載していない部分でもあります。
長文にも関わらず最後まで読んで下さり有難う御座いました。