イル プレージョ(イタリアン) | はまやす たかのぶログ

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濱安 高信が生きていける感謝を綴る日記の様なブログを意識して書いています。

良ければご覧になられて下さい!

接客→◎
味→○
装飾→△
総合→72点
電話予約時にアレルギーについて聞かれますし、お店に入ってからも先ず最初にアレルギーは聞かれます。それとメニュー表を食事中テーブルに置いておいてくれるので次は何の料理が来るのか等、お客さんにとっては分かり易くて良いと思います。食材や調理法等の料理についての説明もちゃんとしており、メイン後のテーブル掃除もそつなく行っている為、接客については◎で良いと思います。
味についてはコースの中で少し良くないと思ってしまう波があります。それは前菜とデザートだけパスタやメイン(お肉)に比べると断然味が落ちてしまっているからです。前菜のテリーヌは固くて切りにくく、デザートも味がちゃんとまとまっていないのに対してパスタとメインの肉料理はずば抜けて美味しいです。ちょっと不思議に思いスタッフさんに確かめた所、やはり前菜とデザートがオーナーシェフとは別のシェフが担当しているとの事でした。作っている所を見ていなくても食べて直ぐ分かるくらいです。それ程激しい波の差がコースの中で出来てしまっています。パスタは2種類あり、どちらかを選ぶのかと思っていましたが両方とも提供され、どちらもアルデンテで牡蠣と生海苔のパスタは非常に相性が良く、もう一品のお肉と栗を使ったパスタも少し芯が残っているくらいのパスタで、以外にも栗がパスタにかなりマッチしていてどちらも美味しいです。お肉料理の鹿肉は臭みが無く、焼き加減も上手いので肉汁をちゃんと閉じ込めてあり、パサつきが感じられません。そのメインを食べた後のデザートで味がガクッと落ちてしまいます。パスタとメインのお肉だけなら完全に◎を付けていました。前菜(テリーヌ)とデザートで減点はしましたが、それでも総合的に見て○を付けても良いと思う味になっております。
内装には豪華さは無いですが綺麗に掃除されており、照明にパスタが入っていたり独自の工夫があります。椅子も中々座り心地が良く、ここまでなら○を付けても良いと思いましたがミシュランガイド2014年版が店の入り口に置いてあった事と、お店に入る瞬間に目にする空気孔の外側が汚れすぎてしまっています。店内を清潔にするのならお店の外から来店するお客さんが目にする空気孔も綺麗にしていればそれだけで入る時の印象が違います。トイレは掃除は綺麗にしてありますが壁に傷が有り、形的に少し狭すぎます。それと隣のテーブルの会話が丸聞こえになってしまうぐらいプライベート感が無いのでこちらは△にしました。
私的には値段は評価の加点減点の対象とはしていませんが、ここのお店はコースでも3800円というかなり良心的な値段で提供していると言えます。正直コース自体の価格を下げている為、仕入れの値段も当然上限が付き一つ一つの素材が最高に良いという感じではありませんが、特にパスタとメインのお肉についてはオーナーシェフの腕による所が大きく反映されてました。ミシュランガイドに載っている料理を追加で注文しようとしましたがアラカルトは夜だけしか対応してないらしく、これはガイドに書いていない為、行って初めて分かりました。ここのお店は前菜とデザートを作るシェフの腕が上がれば味については最高点を付けられる程、パスタとメイン(お肉)は美味しいです。接客の仕方も含めると人を連れて行っても恥ずかしくは無いお店だと思います。お勧め度で言うとそこまで高くはありませんが、美味しいパスタと美味しいお肉を食べられるお店だと思って行くなら有りのお店だと思います。後このお店はスタッフさんがグラスを小まめに掃除しているのが印象に残ったお店でした。ラストの3枚の写メはトイレの傷と入り口のミシュランガイド、入り口外の空気孔の汚れてしまっている写メになります。