今年の選択式問題 & 社労士試験制度について | 社労士・宅建士・FP・ソムリエ はまやんの英語勉強ブログ 〜打つ手は無限〜   

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新卒から11年間、泥臭い営業をやっていましたが、2010年秋に総務部人事チームに異動。
雇用管理・労務管理に奮闘する毎日です。

2回目の受験(H24年度)で社労士試験合格。

何事も「打つ手は無限」の精神で乗り切ります。


   

今年の本試験も終わり、一週間経ちました。

昨年の今頃は、思い切り走り抜けた開放感と、家族に対する感謝の気持ちで、厚年救済待ちではありましたが、試験後の「自由な身」を満喫していました。

とても開放感に溢れており、結構、自信を持ってマークしたので、悔しさというものはありませんでした。

終了直前に書き換えて間違えてたら、悔やんでも悔やみきれないですよね・・・


ところが、
あんなに勉強して超得意科目だった厚年で引っかかる、本試験独特の魔物にとりつかれた自分がとても嫌になりました。

そして、救済待ちという状況が非常にプレッシャーとなってのしかかって来ました。

昨年の厚生年金は4択でしたからね、予備校や個人の予想屋でも「救済なし」と予想され、8割がた諦めていました。かすかな希望はありました。

なので、今年受験された方で、選択で基準点未達の方の気持ちがよく分かります。

今年は選択式が例年以上にヤバいと聞いて、先ほど解いてみました。


H25年選択式

・基安 4点
・労災 2点
・雇用 3点
・労一 3点
・社一 3点
・健保 4点
・厚年 5点     
・国年 3点

計 27点


労災で2点・・・。

感想としては・・意外にできたな・・・と。。
脳内の奥底に眠っているものがあって、引っ張り出してきました。

内容的には
労災は超難。
他にも基礎事項なんだけど、うっかりすると足元すくわれちゃうような問題が多く感じました。
作りこまれているというかなんというか。。

TAC暗記カードレベルだけど、しっかり理解して覚えていないと勘違いミスをしてしまいそう。

労基の年少者深夜業なんかは個人的には受験生時代は結構苦手にしていました。
妊産婦とごっちゃになったりして。

それから、雇用。日雇い労働者ですが、短期雇用特例被保険者とごちゃごちゃになるとハマる部分ですよね。

社一の白書、健保も、アタマ使いました。
高額介護合算療養費の500円は昨年TACの模試で論点として問われたところでしたが、
テキストには小さく載ってるようなところで細かい論点です。
他にも捨て問もあるけど、前後の文脈とかでなんとか基準点はクリア。

法改正部分からも多く出ていましたね。

個人的には労災は救済は来ると思いますが、、こればっかりは発表日までなんとも分かりません。。

今年の労災などを見ていると、やはり「選択式で落とす」狙いの試験であることは明らかです。

問題は・・その合否を分ける問題なんですが・・・・、
昨年もそうですが、本当にエゲつない。

本当に受験生の努力が反映され、納得感のある試験制度にしてもらいたいと思います。

択一はまあいいとして、選択式。
これ、5点満点から10点満点にして、基準点を6点以上にすれば良いんじゃないですかね??


まあ、5問中3点も10問中6点も同じ6割なんですが、

問題量も多くして、範囲も少し広くすることによって、

勉強に穴がある受験生が6点を取れる割合というのは下がると思うんですよね。

ポロポロと4点、5点の科目が出てくる人が増えてくる。

今は実質のところ4択でゾーニングできてしまいますからね。
まぐれ当たりが少なくなると思います。

8科目×5問で試験時間80分というのは正直ゆるい。時間余り過ぎです・・。
倍の10問で80問が少々きつければ90分くらいに。

そこで8科目×10問にして、ボリュームも増やせばタイムマネジメントの勝負にもなる。

もちろん難易度にメリハリは付ける必要はあると思いますが、ちゃんと勉強した人の努力が報われやすくなる・・・。

合格基準点は、各科目6点以上で、救済はなし。

ちなみに、
択一の足切りラインは50点。


つまり、合格率が7%~9%位になるよう

択一で50点以上で推移させる(52点とか53点とか、場合によっては60点くらいとか)。

選択は10点満点×8科目で各科目6点以上(固定)



これだったら、不透明な合格基準とか、運まかせな試験とか言われずに、
多くの受験生が納得すると思う
んですが・・。

少なくとも1年間血の滲む思いでやってきた受験生が、テキストに載ってもいない、国語力でも解けないような鬼畜な地雷の選択式1科目でまた1年・・というように、受験生のココロをもてあそぶのは本当にやめてもらいたいと、思います。

今年は、試験前に試験申込み人数が発表されなかったようですが、

不透明な試験制度のせいで、受験者数が減っていき、行き着くところ、社労士を目指す受験生が撤退・敬遠してしまう事態というのはあってはならないと思います。


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