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こんにちは、はまちゃんです。
今日は「教員の評価制度」についてを話したいと思います。
教職員の評価をするとなると、誰が評価するか、基準はどうするか、公平をどう確保するかが問題となります。
誰が
評価の為の機関を設置したり、専門家を雇うことは難しいので、結局は、職務上の上司(校長、教頭)が行うことになります。
基準
教職員の職務内容は多く、その効果や能力の判定は困難なものです。
また、客観的な基準を設けることも難しいです。
そのため、どこの地方でも
「教職員自身に目標を立てさせ、上司と協議して目標を修正・確定し、実施し、最終的に達成できたかどうかで判定する」
という、いわゆる成果主義・目標管理の手法で評価することになっているようです。
公平
年度の途中や年度末に上司が被評価者と面談を行って評価を説明したり、苦情を処理する機関を設けたりしているようです。
メリットとしては、
(1)仕事の見通しと改善する。
(2)学校全体の目標の統一
(3)明らかな怠慢、あるいは能力不足の教員への措置
(4)がんばっている人、工夫している人などの奨励になる。
世間の人が思うような
「いい教員が残って悪い教員が排除される」
といったところの効果はほとんど望めません。
また、教職員には能力差がありますが、結局のところ「能力の低い人は低い目標を立てる」「能力の高い人は高い目標を立てる」ということになって、ほとんどの人が「そこそこの評価(ABCのBなど)をもらう」となるのが実情だと思います。
デメリットとしては、
(1)目標以外はやらない。
(2)チャレンジ精神が失われる。
(3教頭の負担が大きい。
(4)部活動の評価が難しい
(2)が特に問題だと思います。
いろいろな活動をする先生がいなくなってしますというのは、活気がなくなる要因になりますので、盛り上がりには欠けるでしょう。
メリット、デメリットを並べると
「うーん、どっちがいいのだろう?」
と思われると思うのですが、私が問題としてきたのは
「教員のレベルの統一化」の意味も含まれています。
「教員のレベルの統一化」だけで見たら、この制度は悪くないと思います。
ただ、悪くないというだけで、もちろんこれだけにとどまらず、もっといろいろな
「教育改革」をしていかなければいけないことは確かですが・・・・
しかし、この制度が始まってからというもの、いろいろなところで
「先生はこうあるべきだ」「もうちょっとこうしたらわかりやすいのではないか?」
という話を聞くようになりました。
この制度が、一つの波乱を呼び起こしたのは確かで、私はそこを高く評価したいと思っています。
私は今日のこの「教員評価制度」と明日の「保護者連携制度」を連携させてこそうまくいくと思います。
なので、詳しいことはまた明日書きたいと思います。
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御精読ありがとうございました。
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