せっかく出雲に訪れたのに、定番の出雲大社を参拝するだけではもったいない。他にいい所がないかとググっていく中で上がってきたのが日御碕灯台(ひのみさきとうだい)。

高さ43.65mと日本一高い石造りの灯台。展望台まで昇れ、そこからの眺望が素晴らしく、また国の重要文化財に指定されているとのこと。

 

JR出雲市駅の南口から一畑バスに乗車。

出雲大社バスターミナルを経て日御碕灯台バス停へと、約1時間の行程で到着。

 

澄み切った青い空に、白いシルエットの灯台がそびえ立つ姿は実に凛々しい。

見学料(参観寄付金)は300円。

内部のらせん階段(163段)を昇っていくのですが、これが中々つらい。

昇り切った展望台からの眺めは素晴らしい、風も気持ちがいい。

天気が良ければ遠く隠岐諸島までも望めるらしいのですが、いかんせん黄砂の影響で遠くの景色はかすんでしまっていたのでした。残念。

らせん階段を降りてくると、入れ替わるように男子高校生の団体がワイワイガヤガヤと入館してきて、はち合わせにならずに良かったと…

 

遊歩道を散策。

周辺は積み木を束ねたような柱状節理が並んでおり、岩石好きにはたまらないでしょう。

確か東尋坊の周辺も柱状節理の海岸であり、日本海側は多いのかな…

 

灯台からの道沿いには土産物屋やお食事処が軒を連ねており、その中に「焼いか」の看板が…

まさに軒先でイカを焼いており、そこから漂ってくる香ばしいニオイ…

もう止められません、当然のことながら購入(500円)していくのでした。

やっぱり焼イカは美味い。

食べ歩きながら帰りのバス停へ。

 

本来は近くにある日御碕神社もセットして観光すべきエリアなのでしょうが、時間の関係上からそちらは割愛。でも灯台からの景勝だけでも満喫できます。

また、これから焼イカを食べたることがあったら日御碕を思い出すことでしょう。

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岬に建てられた灯台の”サキ”の漢字は、”へん”の部分が”土へん”の埼に変えられるのですが(例:御前崎→御前埼灯台)、ここの灯台は変えられずに碕のまま。そのことを日御碕ビジターセンターの職員さんに尋ねたのですが「昔からそうなので…」との回答で要領を得ず。この”へん”が変えられることは、以前からずっと気になっていることなのです。