伊豆大島の三原山へのハイキングを楽しんできました。

 

入港した岡田港からは三原山の山頂口に向かう路線バスが運行されており、それに乗り込みます。

品川ナンバーでありホホーと思っていたら、まわりの車両もすべて品川ナンバー…

やはりここは東京都。

たぶん伊豆大島の管轄は品川陸運局にしましょおってことになったかと…

 

このバスの運転っぷりが少々荒くて怖かったのでした。

狭い道幅なのにワガモノ顔でグイグイと登っていくのです。

確かに対向車両は現れませんでしたが、乗客としてはヒヤヒヤもの…

でも、そのかいあってか30分足らずで山頂口のバス停に到着。

運賃の900円は降車時に現金支払い。

そう、伊豆大島ではキャッシュレスがあまり進んではいません。

 

到着した時刻が11時25分で、帰りのバスの発車時刻は13時40分。

つまり2時間15分の滞在時間があります。

事前に岡田港の案内所で聞いた話では、噴火口までは40分を要し、火口のお鉢巡りは50分とのことでしたので、往復の所要時間は2時間10分。

となると、お鉢巡りをしてもギリ間に合う計算になりますが、翌日にマラソン大会が控えているので、体力温存ってこともありませんが、今回は噴火口を確認するのみの行程にして、のんびりとハイキングを楽しむことに。

 

まずは三原山をバックに、定番の撮影スポットで記念写真。

ここから遊歩道を歩いて、噴火口に向かいます。

遊歩道はずっと舗装されており、さほど急な坂もなく、横浜や川崎などの丘陵地帯にある住宅地の坂道とあまり変わらないかと…

 

歩いていくと不思議な形をした溶岩の説明が…

粘り気の少ない溶岩なので、シワが寄ることがあるとのこと。

 

足元の広がる黒い石を拾い上げると…

空気を含んでいて軽い、いわゆる軽石。

 

所どころに避難壕となるシェルターがあり…

御嶽山にもこんなシェルターが数多くあったら、あれほどの惨劇にはならなかったのにと思うのでした。

 

山頂に近づくにつれて景色は壮大に…

ただあまり天気が良くなく、富士山や伊豆諸島は見えないのでした。

 

登り切りました。そこにあったのが三原神社。

1986年の大噴火では、なぜか鳥居や社殿だけには被害が及ばず、神のご加護と言われており、ご利益があるとのこと。

 

溶岩流に乗って運ばれてきた巨大な岩も…

その少し先にはゴジラに見える奇石が…

お鉢巡りはしませんでしたが、それでも何とか噴火口は見える展望場へと…

ただ火口の底までは見えず、ちゃんとお鉢巡りのコースを回れば、底まで見えるスポットがあるとのこと…

それは次回の楽しみにしておきましょう。

 

下山している途中で、地図を広げながら何やら迷っている風のカップルを見掛け…

親切心で「何かお困りですか?」と声を掛けたのですが…

何と「Pardon」と返ってきたのです。

日本人だと思ってお声掛けをしたのですが中国の方でした。

こうなると困ったものです。

英語で会話していくしか…

何とか意図は通じ合えたかと思いますが、冷や汗もの。

英語教育は中学で3年間、高校で3年間、大学で2年間、計8年間も受けてきたのに情けない限り。

自分の英会話能力の無さを改めて実感してしまうのでした。

 

山頂口のバス停近くにあった売店で購入した記念マグネット:440円。

このデザインのはこの店でしか販売しておらず、岡田港辺りの土産店で早々に買わなくて良かったのでした。

 

伊豆大島に行くことは、急遽当日に決めた行程。

そのために今回は一人で来てしまいましたが、次回はハイキング好きの細君などと訪れたいものです。