焼津公民館で「007シリーズ歴代ジェームスボンドと名シーン」の映画講座が開催されるとのことで受講してきました。

007シリーズの映画って好きなんです。

 

特に2作目となる「ロシアより愛をこめて」が秀逸。

初代ジェームスボンドを演じたショーン・コネリーは、スパイらしくない軟派っぽい一面を見せながらも、肝心な局面でのハードボイルドの立ち振る舞いはカッコイイ。

またボンドガールとなったダニエラ・ビアンキは、日本人には手が届かない雲の上のような存在、官能的な美女。

そしてエンディングで流れる「フローム ロッスィア…」で始まるマット・モンローの甘い歌声は、そんな映画を上手にまとめてくれるのでした。

 

その後ボンドは、ロジャームーアやピアース・ブロスナンなどに引き継がれていきましたが、残念ながら皆さんイマイチでした。

 

で、現在はダニエル・クレイグにバトンタッチされているのですが、彼はスゲーいいのです!

初お目見えとなった「カジノロワイヤル」では、冒頭に繰り広げられた派手なアクションから引き込まれてしまうのでした。

実はこの映画は就業時間中に観にいったのですが、同じ劇場に部下も居合わせいていたようであり(早い話がお互いにサボっていた)、その日の夕方に「今度のボンドっていいですよね」と、突然話し掛けられて肝を冷やした思い出があります(笑)

2作目の「スカイフォール」も壮大なスケールでスゲーいい!

 

またロンドンオリンピックの開会式セレモニーで、彼がエリザベス女王をお迎えに上がる映像が流れた時はビックリ!

いくらオリンピックと言えども、女王をいち娯楽映画のキャストとして引っ張り出すなんて…

日本でしたら天皇を出演させるなんて宮内庁から当然ストップ、とても出来ないことです。

 

そんな数々の思い入れがある007シリーズの映画講座。

講師は以前に「徳川家康の映画講座」で公演したことのあった小澤正人さん。

歴代のジェームスボンドには6人の俳優がいたとのことで(1人は知らない)、それぞれの方が出演された映画から、小澤講師が気に入っているシーンだけをダイジェストにまとめられた映像を観賞しながら、講義を受けるものでした。

 

受講時間は休みなしで2時間半にも及ぶものでしたが、十分に楽しませていただきました。

 

また会場には上映当時のパンフレットやレコードなども持ち込まれており、ありがたく拝見させていただきました。

50年ほど前のものでしょう、「ロシアより愛をこめて」のパンフ。

同じく懐かしいEPレコードも…

こんな講座が無料なんて、ありがたいことです。