食べ過ぎて明らかに太りました・・![]()
でも12月から忍耐して頑張ることが多かったので、
そんな自分も、許すことにします。(すごいこと風に言ったった
)
さて、以下は
が、6年生の4月に書いた小説のリライトです。
復習テストで悩む母の巻です。
meiheさんと兎丸さんが感想のコメントを当時くださっています![]()
中学受験小説「点と線のあいだ~わたしとあなたのテスト~」
初回はこちら:中学受験小説 | 中学受験2025年組のその後と小説
前回までのあらすじ![]()
企業の人事部で働くワーママの佐藤洋子は、浜学園Sクラスに通う小6の息子・優斗がいる。
イケメンでスポーツ万能の息子に初めての彼女ができたことを知り浮かれる洋子。
しかし、優斗にバレンタインチョコをくれた女の子・結愛が浜学園のトップVクラス在籍で公開テスト上位の100傑の彼女だと知り、息子と釣り合わないのではないかと引け目に感じてしまう。
Vクラス入りをかけて復習テスト(通称復テ)も頑張ったものの・・結果が思わしくなく思わず泣いてしまう優斗。
いつも明るい息子の泣き顔を見て何も言えなくなる洋子だった。
テスト⑧洋子『中学受験は地頭勝負か』![]()
22時に帰宅してリビングに入るなり、洋子は優斗を軽くハグした。
まだ反抗期ではない息子は嫌がらずに洋子の肩に頬を寄せて「うん・・ごめん」と小さく言った。
洋子は小さいころの励まし方と同じく、ポンポンと息子の背中を軽くたたく。
「先にお風呂入って、スッキリしたほうがいいんじゃない?」
優斗は頷き、浜バッグからテキストとノートを取り出して青のボックスに収納する。
スチールラックには、算数は青、国語は赤、理科は緑の紙でできたKOKUYOの収納ボックスを置き、
テキストやプリントが混在しないように整理している。
「演プリはお風呂上がりにもう一回解くから、テーブルに置いておくわ」
と優斗は言い、算数の演習プリント入りの青いクリアファイルを食卓の上に置いた。
洋子はファイルを見ながら切なく思う。
ー優斗、偉いな……泣いていたけど、やけにならずに、ちゃんと寝る前に今日の復習をするんだな……
努力している。サボっていない。Vクラスの難しい宿題までも、こなした。多分、それは浜学園はSクラスよりもVクラスの
方がテキストの難問ページまで宿題の範囲が多く、そこもやらないとどんどん差がついてしまうと感じたからなんだろう。
そしてVクラスの宿題の分でわからなかった問題まで、ちゃんと解説を見て理解してからテストに臨んだ。
なのに点数が取れなかったのは……どうしてなんだろう。
洋子は困った顔で、カレンダーを見る。浜学園のスケジュールが書き込んである。
ー算数の復テが終わったばかりだけど、明後日は苦手教科の国語の復テがある。
得意の算数で点数が稼げなかったから、次の国語でよい点数を取って、できたらベスト3入りしたい。
それに日曜は公開か。6年になってから公開の実施時間が朝になって、当日の朝起きてからテストまでの時間がなくて
テスト対策の勉強ができなくなった。
だから土曜……土曜に理科の総復習をやりたいけど……土曜は野球があるなぁ……時間がない……。
洋子は焦る気持ちで、スマホを取り出し、インスタアプリを開く。
「中学受験2025年組」のハッシュタグで検索すると、たくさんの投稿が出てくる。
東京の中学受験塾・SAPIXに通いながらバイオリンやピアノを続けている小学6年生の母親のアカウントを
食い入るように見つめる。
ーこの子たちはどうやって両立しているんだろう?しかもSAPIXって宿題も多いって聞くし……。
なのになんでこなせてるの?同じ6年生なのに…処理能力が高いのかな……地頭が違うのかな……。
地頭、その言葉に洋子はもう泣きそうになってしまった。洋子は腕時計を見る。
ークリオネちゃんに聞いてみたい。でも22時過ぎてるし、さすがに迷惑かな……。
そう思っていると、手元のスマホが震えた。LINEが来た。
ーわ!クリオネちゃんからだ!
洋子はメッセージを見る。
「先輩、お疲れ様です。突然なんですけど、土日祝に会えない男の人ってどう思いますか?」
(おぱんちゅうさぎが汗をかいて困っている顔のスタンプ)
「でも私のことは好きって言うんです。ちなみに私はまだその人のこと好きとかではなくて、様子見している何人かのうちの1人です。」
それを見て、洋子は思わず突っ込む。
「おお!クリオネちゃん!またTHE独身女性らしい質問だな~」
洋子は夢中でドラマ「SATC」を見ていたころの独身時代の自分を思い出した。
洋子は急いで返信を送る。ゲン担ぎで購入した浜学園のキャラクター・オルパスくんの
スタンプを送る。
(わかる!というコメント入りのオルパスくんのスタンプ)
「それは……既婚者か本命彼女ありかも」
(おぱんちゅうさぎが何かに気づいた表情のスタンプ)
「やっぱり(汗の絵文字)怪しいなって思ったんです。」
洋子はちょっとドキドキする。
「西麻布のおしゃれ焼肉屋?みたいなところにご飯に行ったんですけど、お店に入った時に、彼、スタッフの人に目配せしてたんですよね……。」
「この店、前に別の女の人と来てたのかなって、その時怪しく思いました(笑い泣きの絵文字)」
「間接照明の薄暗い個室で、『寧々ちゃんって肌綺麗だよね』とか(無表情の顔文字)、
全然興味ないのに自分の筋トレの話ばっかりしてきてましたし(うんざりの顔文字)」
「早稲田政経卒だし代理店勤務だし、とりあえずアリかなって思ったんですけど、
既婚者とか彼女持ちに割くリソースはこっちにはないんで損切りします(怒りの絵文字)」
栗尾からのLINEが連続して来るのでその都度洋子も「あやしい」「それはどうなんだ」といったコメントや
困惑している表情のスタンプなど都度スピーディーで適切な返信を心掛けた。
ラリーを繰り返しながら洋子は
ークリオネちゃんって勉強や仕事だけじゃなくて婚活も効率的に進められるんだなぁ
とよくわからない感心をした。
栗尾が落ち着いたタイミングで、洋子もLINEを送る。
「もらったLINEに相談で返してごめん(両手を合わせる絵文字)
優斗が算数の復習テスト、ベスト入れなくて(涙の顔文字)めっちゃ落ち込んでて(汗の絵文字)
明後日は苦手な国語の復テだし、日曜は公開テストがあるし、とても困ってます(涙の顔文字)
算数も間違えた問題3回やったのに点数取れなくて……。
努力と成績が比例しないなんて……地頭が悪いのかな……(ガーンの顔文字)」
最後にオルパスくんがガーンと固まって動くスタンプを洋子が送った瞬間、ちょうど優斗がお風呂から出てきた。
洋子はハッと息子のほうを振り返る。
「優斗、まだ元気がないね。落ち込んでいる?」
洋子がダイレクトに尋ねる。
パジャマ姿の優斗は頭をタオルで拭きながら、伏し目がちに言った。
「うん……どうしたらいいかなって、お風呂でも考えてた。」
今まで見たこともないくらい落ち込んでいる息子を見て洋子は一気に暗い気持ちになった。
「やっぱり……努力しても……」
そう言いかけた時、洋子のスマホが鳴った。
栗尾からのLINE電話がかかってきた。
続く🐬
20代の独身の頃、SATC見てた人~
笑