およそ10年振りに浜松へ。

浜松と言えば、東京は表参道にもお店のある「BUNGUBOX浜松店」に一度行ってみたかったので、仕事が終わるとそそくさと仲間と別れ、一路肴町を目指しました。

そこは繁華街の路地裏に、思ったとおりの佇まいと、スタッフの方の暖かい対応で私を迎えてくれました。

私は仕事で沢山の業種の商売の仕方を見てきましたが、BUNGUBOXさんの万年筆愛から生じた世界的レベルでの筆記具愛の提供の仕方を、最も尊敬していると言っても過言ではありません。


せっかく来たので、何か浜松でしか手に入らないものをということで、「Ink tells more…サンクチュアリブルー」のオリジナルインクと、「遠州綿紬 ロールケース なないろ紬たんぽぽ」を買いました。このロールケース、中布に別珍が使われているというのにも遠州地方の誇りを感じます。

そして、インクとペンケースを買って、それで済まないのが万年筆に心奪われた者の宿命か。ショーケースの中にずらりと並んでいた「TWSBI」を試し書きしたら、まぁ何と滑らかなことよ。私は此の方、手帳中心に細かい字を書く必要があったのでペン先はEFとFとMFしか使ったことが無かったのですが、インクがドバドバ出たdiamond 580シリーズのMニブ、色は好きな緑のエメラルドグリーンを迷わずチョイスしました。これも私自身の環境の激変による、変化のひとつでしょうか。


浜松餃子も食べずに急いでホテルに戻って、早速サンクチュアリブルーのインクを飲ませ、その夜やらなければならない課題をtwsbiで書きまくりました。ツバメノートに書いたのですが、はかどるはかどる。これだけインクが入るので、ノート10頁ほどを使ったのですが大して減らず、これなら今検討している「旅の持ち歩きの三本」の一本に確定だなと思いました。多くを持ち歩けないので、三本に絞ろうと思っているのですが、これが実に難航しておりまして…。一本はLAMY2000は確定しているのですが。


最近、万年筆も回り回ってLAMYしか使っていなかったのですが、やはり試し書きしたら終わりですね(笑)

1ヶ月に一本程度しか投稿していませんが、気長にやりたいと思います。

嗚呼…筆記具の世界…果てしないなー。