バレットジャーナルをどのノートを使ってやるかについては、今年になってページ番号入りの手帳が各社から一気に発売され始めた様ですが、私は個人的には「ロイヒトトゥルム1917を使用して行う手帳術がバレットジャーナル」なんだと思っています。これには賛否両論あると思いますが、やがてはシステム手帳ではファイロファクスがそうであるように、何が始まりか、という話になっていく事でもあると思っています。誰が始めて、そして何社が初めて世に出し拡散させていき、追随して何社と何社が人気を得て、スタンダードの一つになって行く。どこが正しくて、どこが間違っているか。当然議論は生まれても、結局は使う人の感性が決める事であり、それは自由であり、誰かが口出しをするなんておかしいんです。ただし、文具好きの仲間内なら、そこの議論が全く面白いところでもあるんです。人を傷付けなければ、議論は大いにしたいものです。

そして課題。「重い」手帳問題。
それまで抱えていた字数制限や、ここにこれを書かなければならない、といった手帳には当たり前の決まりが、実は私には物事を整理する上では大きなストレスになっていて、メインとしてはシステム手帳から離れたここ数年は、結局は何冊かの手帳持ちにならざるを得なかった問題をバレットジャーナルは一遍に解決してくれました。

だって、どこから何を書いてもいいんですから。
書いたら目次に書いた場所を書いておけばいいんですから。

ならば、サイズを小さくA6にすればいいとも言われそうなんですが、残念ながら、「自由に全てを書き付けたい」行為からは、私にとっては進み行く老眼問題もあって、A5じゃなくちゃならないんです。我儘だから、悩む。そこは我儘でありたい。段々支離滅裂な思考になって来ました。そうです。だから今も悩んでいるのです。そして、ロイヒトトゥルム1917は、カッコいいんですよ。単純にカッコいい。毎日、そして1日に何度も手にするものですから、カッコいいものは飽きません。角も丸くしてあって、機能的。菅未里さんも丸いから鞄にスッと入ると仰ってましたが、私もここは結構重視しています。何故ならば、私の鞄は常に運ぶものが多過ぎて鞄の中がキツキツで、ラビッドロギング(すぐに書ける!)を旨とするバレットジャーナルは取り出し回数が多いので、スッと入る、というのは重要なんです。

さて、だいぶ息切れがして来ましたので、皆さんをも混乱させる行為はそろそろ終わりにします。
私はこうして、暫し迷い続けることでしょう。

最後に、題が「システム手帳のこと」なのに脱線してしまいましたので、ちょっと戻っておきたいと思います。昨年は資格取得の勉強をする中で、ほぼ写真のRaymayのDavinciとロロマクラシックのバイブルサイズにLIFEノートのリフィルを挟んで、書きまくっていました。お陰で、使う予定の無い宅地建物取引士に受かることが出来ました。分かりにくいところを、リフィル一枚に要約して覚えやすくして、直前の2日間くらいは、ほぼそのまとめリフィルをしか見ていない状態でした。ロロマはファンの方も多いと思いますが、喫茶店で勉強していても、机の上の存在感は半端ないですね。使い倒して革の経年変化も実に楽しい、素敵なシステム手帳だと思います。



でも告白します。
私の中の真のシステム手帳はfilofaxだけ。
もっと日本のプロモーションを多く行って、「これが本物だ!」と、かつて山根一眞さんが衝撃を与えたように、改めて世に知らしめて欲しいです。平和堂さん、宜しくお願い致します。
私もまたいつか必ず、filofaxに戻る日まで、試行錯誤し続ける事でしょう。

嗚呼、手帳術。素晴らしい悩みよ。うん。