2020年の読書 | enjoy Clover

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三つ葉を伝える路上詩人じゅんぺいのブログです。
日常の喜びを中心に日々の出来事を書いていきます。

2020年の読書

 

『夜市』

恒川光太郎/角川ホラー文庫

“今宵は夜市が開かれる。夕闇の迫る空にそう告げたのは、学校蝙蝠だった。”

 

『スタープレイヤー』

恒川光太郎/角川文庫

“しかし神話とは文字通りに信じるものではなく、お話の中にある魂を心に抱いて生きるものだと亡き父から教わりました。”

 

『ヘブンメイカー』

恒川光太郎/角川文庫

“だが、私は生命のはじまりに理由と意味は必要ないと思う。”

 

『月夜の島渡り』

恒川光太郎/角川ホラー文庫

“どうして生きているのだろう。いつまで生きているのだろう、などとは、もう思わない年齢になってしまいました。生きているから生きているのです。そのときがくるまで生きているのです。”

 

『作家になる技術』

友清哲/扶桑社文庫

“常に読者の存在をイメージする力こそ、作家に最も必要なものなのかもしれない。”

 

『秋の牢獄』

恒川光太郎/角川ホラー文庫

“私はもう充分に、楽しんだし、悲しんだし、苦しんだのだ。”

 

『草祭』

恒川光太郎/新潮文庫

世の中にはきっと人の目に触れることなく消滅していく百万言もの言葉があるのでしょう。”

 

D-ASH

作・北沢未也 画・秋重学/小学館(ビッグコミックスピリッツ)

“思い出すたびにその時と同じ「変えられない気持ち」って、あるような気がして…そういう気持ちを持ち続けたまま、大人になってもいいんじゃないかって考えた…”

 

『創作の極意と掟』

筒井康隆/講談社文庫

“文士はそのような束縛からは無縁である筈なのであり、子供っぽさも必要だし反社会性も必要、低劣さも必要、恥をかくことだって必要なのである。”

 

『雷の季節の終わりに』

恒川光太郎/角川ホラー文庫

“おまえが生き延び、どこか別の地で成長することを俺は祈る。そのように祈っている人間が、たった一人としてもここにいることを忘れるな。”

 

『指輪物語6 二つの塔 上2

JRR・トールキン 訳・濱田貞二・田中朋子/原書房

緊急の時に宝物を捨てられない者はわれと我が身を縛ってるようなもんだ。あんたは正しく行動したんだよ。”

 

『アミ 小さな宇宙人』

エンリケ・バリオス 訳・石原彰二/徳間書店

“かれの言ったとおりにしよう、そうこれは、まったくのおとぎ話です。”

 

『もどってきたアミ 小さな宇宙人』

エンリケ・バリオス 訳・石原彰二/徳間書店

“宇宙とは神の想像による創造なんだ。それは芸術であり、一種の遊びだよ。人生とは、“遊びのルール”のほんとうの意味を魂が正しくとらえることができるようになるまで、学びつづけていくことなんだよ。 ”

 

『アミ3度目の約束-愛はすべてを超えて』

エンリケ・バリオス 訳・石原彰二/徳間書店

“でも、その変化がおそろしいものじゃなくて、なにかしら美しいものであってほしいなら、自己を高める努力をしなくっちゃ。”

 

『指輪物語7 二つの塔 下』

JRR・トールキン 訳・濱田貞二・田中朋子/原書房

“けど、本当に深い意義のあるお話や、心に残ってるお話の場合はそうじゃねえですだ。主人公たちは冒険しなきゃなんないはめに落ち込んじゃったように思いますだ。”

 

『ひゃくえむ』

魚豊/講談社(マガジンポケット)

100mだけ速ければ全部解決する。”

 

『指輪物語8 王の帰還 上』

JRR・トールキン 訳・濱田貞二・田中朋子/原書房

“そしてその種は土の中に埋まって腐り、思いもかけぬ時に思いもかけぬ場所でふたたび芽を出すのだ。人間の功業というものはわれわれのいなくなった後まで残るだろうよ。”

 

『永遠のガンダム語録』

株式会社レッカ社 編集/PHP文庫

“僕がガンダムに強く惹かれたのは、そんな迷い多き人々のドラマだったからだろう。”

 

『ガンダム人物列伝』

株式会社レッカ社 編集/PHP文庫

“彼らは一様にして前向きであり、常に、「なにか」を守ろうとしていた。それは、自分や仲間の命であったり、理想であったり、政治的心情であったりそれぞれだった。”

 

『指輪物語9 王の帰還 下』

JRR・トールキン 訳・濱田貞二・田中朋子/原書房

“長い物語では、おそらく、すべての点ですべての人を喜ばすこともできない代わり、同じ箇所でだれにも不満足となることもまたあり得ないのではないだろうか。”

 

『少年トレチア』

津原泰水/早川書房

“もうひとつには、世の中の事物のなかで唯一、その曲だけは、間違いなく自分の分身だということが確信できるからだった。”

 

『竜が最後に帰る場所』

恒川光太郎/講談社文庫

“そりゃあ、つまり、金持ちだろうと貧乏だろうと犯罪やってようと、テメーはテメーだってことよ。その人生だって全部本物だが、どんだけ歩いたってテメーのできる限界以上の人生がでてくるはずないさな。”

 

『金色の獣、彼方に向かう』

恒川光太郎/双葉文庫

“今度は、俺の与太話も純粋無垢に信じてくれよ。ふりでもいいんだ。そうすれば丸く収まるし、そうしてくれないと、とても厄介なことになるよ。”

 

『古本綺譚』

出久根達郎/中公文庫

“私の読者は、一体どのような素性の人だったのだろう?「古本綺譚」は、まだ終わったわけではないのである。”

 

『夜は終わらない 上』

星野智幸/講談社文庫

“命賭けてる人は、命を大事にするよ。イノルは命の大事に仕方をまだわかっていない。”

 

『夜は終わらない 下』

星野智幸/講談社文庫

“キーナの命は、未来の人間の命なんだよ。ちゃんとそれをリレーして、未来に送り届けて、返さないといけない。それが命を前借りさせてくれた人たちに対する最大の恩返し。”