- ウクライナ・エネルゴアトム： ZNPP 従業員向けの雇用プログラムを展開
- ロスアトム、ウズベキスタンに大型・小型原子力発電所の建設を計画
- ロスアトム、世界各国と小型原子力発電プラントに関する契約を目指す
- 韓国・斗山エナビリティ、米国NuScaleパワーにSMRコンポーネントを供給
- 放射性廃棄物削減技術がスイスの支持を獲得
ウクライナ・エネルゴアトム： ZNPP 従業員向けの雇用プログラムを展開
ザポリージャ原子力発電所（ZNPP）のウクライナ人原子力従業員への支援が、ウクライナ国営原子力発電会社エネルゴアトムの優先課題の一つとなっており、現在、同社の他の国内プラントや本社の別部門に ZNNP 専門家を積極的に雇用している。戒厳令以降、539 人のZNPP専門家がエネルゴアトム・ファミリー内の他の役職での雇用に回った。さらに、他の候補者259人の雇用登録プロセスが進行中だ。さらに、710名が業務出張等で離れていおり、現在制圧下のザポリージャ原子力発電所には従業員2,177人が留まっているが、強制的な有給休業に付されている。同社のペトロ・コティンCEOによれば、エネルゴアトムの他の部門でZNPP専門家を雇用することは、ユニークな職歴を持つ原子力従業員を失わないようにするだけでなく、確実に知識を交換する機会も提供するという。
（画像：エネルゴアトム）
ロスアトム、ウズベキスタンに大型・小型原子力発電所の建設を計画
5/27、ロシアとウズベキスタンの代表団は、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領のタシケント訪問の一環として、ウズベキスタンにおけるロシア設計の低出力原子力発電所の建設に関する文書に署名しており、この夏にも建設を開始するという。このプロジェクトには、ロシアの設計に従って、ウズベキスタンのジザフ地域に33万kWの出力を持つ原子力発電所（各5万5000kWの出力を持つ原子炉6基）の建設が含まれている。 ロシア国営原子力企業ロスアトムは発電所建設のゼネコンを務め、地元企業も建設に携わる。
一方、ロスアトムのアレクセイ・リハチェフ総裁は、ロスアトムはウズベキスタンにおける大容量原子力発電所の建設の検討を排除していないと、ロシア-1テレビチャンネルで述べた。「合計250万キロワットとなる大規模な発電所（の建設）に関する問題を議題から外すつもりはない」と言う。
写真：Petr Kovalev/ TASS
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ロスアトム、世界各国と小型原子力発電プラントに関する契約を目指す
ロスアトムの傘下のアトムエネルゴプロムの年次報告書によると、ロスアトムは2024年にアフリカ、ラテンアメリカ、東南アジア諸国と低出力原子力発電プラント（LNP）プロジェクトに関する最初の合意に達する予定であるという。「エネルギー市場における顧客の関心が（発電量と融資量の両方の）柔軟なソリューションに移っていることを考慮すると、同社が2024年に特に注意を払う最も重要な分野は原子力発電所の推進である。 同社は、アフリカ、ラテンアメリカ、東南アジアの国々とそのようなプロジェクトに関する最初の合意に達することを期待している」と文書には記載されている。5/27にはタシケントで、ウズベキスタンとの原子力発電所建設に関する史上初の輸出契約に署名している。
(画像：RIAノーボスチ)
韓国・斗山エナビリティ、米国NuScaleパワーにSMRコンポーネントを供給
韓国の斗山エナビリティ社は、米国の小型モジュール型原子炉（SMR）設計会社であるNuScaleパワー社の370億米ドル（5.8兆円）規模のSMR建設プロジェクトに原子炉、蒸気発生器伝熱管、その他の主要コンポーネントを供給する。 供給量は２兆ウォン（2,300億円）以上に達すると伝えられている。
NuScaleパワーのジョン・L・ホプキンスCEO（左）が斗山原子力部門責任者のナ・キヨン氏（右）
スイスは、原子力発電所からの放射性廃棄物の量を劇的に削減する「核変換」として知られる長年求められてきた技術を支持した。核廃棄物を管理するスイスの国家機関であるNAGRAは、ジュネーブに本拠を置く新興企業トランスミューテックス社が提案した方法を数カ月かけて調査し、この技術により高放射性廃棄物の体積を80％削減できるとの結論に達したと述べた。トランスミューテックスは、原子炉に結合された粒子加速器を使用して、廃棄物をトリウムと結合させることを提案している。 これが核分裂してエネルギーを放出し、廃棄物が短寿命化される。
トランスミューテックス炉 画像：Franklin Servan-Schreiber/トランスミューテックスx
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https://interestingengineering.com/innovation/nuclear-waste-reduction-tech